心の鏡を磨く
最近、人の目を見て話せない人が増えているように感じる。誰かと話している時に、相手が時計を眺めていたり、スマホをいじりだしたら、「自分の話を聞いてないな」と誰もが感じる事だろう。こうなると、とても真剣に話す気など無くなり、話に身が入らなくなってしまう。
「目は心の鏡」という言葉がある。
鏡はその本人を映し出す。目を見ればその人がどのような人間なのかがわかるのだ。
最近、目が美しいと感じる人が、少なくなった。それは、年配者も若者も。澄んだ瞳は少なく、暗い瞳、神経質な怯えた瞳が多いのだ。
心との関連で言えば、現代人の心は昔に比べて濁ってしまったのか?
いや、きっと情報が多過ぎるのがその原因なのだろう。スマホが普及し、情報収集が容易になった。しかし、情報が多い事が人間の幸せに直接繋がるとは限らない。むしろ不幸にするのではないか。
人の意識を外にばかり向かわせ、何でも比較する癖が強調されるから。
たまには情報を遮断して内面に目を向け、鏡を磨きたい。
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