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心を支えるもの

心が何によって支えられているのだろうかと考えた。それはきっと「記憶」である。過去に体験した出来事や、それに伴う感情という記憶のデータによって支えられている。この記憶によって、人それぞれの価値観が形成されるのだ。さらには、その価値観によって再び感情が刺激され、怒ったり、喜んだり、悲しんだり、楽しく感じたりするのだ。 そのような記憶には、ポジティブなものと、ネガティブなものがある。ネガティブな記憶が人 […]

心の鏡を磨く

最近、人の目を見て話せない人が増えているように感じる。誰かと話している時に、相手が時計を眺めていたり、スマホをいじりだしたら、「自分の話を聞いてないな」と誰もが感じる事だろう。こうなると、とても真剣に話す気など無くなり、話に身が入らなくなってしまう。 「目は心の鏡」という言葉がある。 鏡はその本人を映し出す。目を見ればその人がどのような人間なのかがわかるのだ。 最近、目が美しいと感じる人が、少なく […]

「思う」は種まくこと

漢字というのは実によくできている。「現実」 という字は「王が見たものが実る」と書く。今、自分の目の前に広がっている現実、見ている現実というのは、過去にあった自分の「思い」がカタチになって現れたものにほかならない。過去の自分が、「未来にこうなったらいいなぁ」と思った「思い」が時を経て実った結果なのだ。 誰もが本当は王さま。王さまは「心の種」を持っている。全てがこの「心の種」から始まる。「思う」ことは […]

こんな時代だからこその江戸しぐさ

江戸時代は、現代に生きる私たちにもどこか郷愁をそそるものがある。少し前から江戸文化について調べているのだが、魅力的な習慣を多数発見する。 例えば「江戸しぐさ」。江戸に暮らす町民が互いに気持ち良く毎日を過ごす為、自然に生まれたマナーのようなもので、根底には日本人独特の思いやりの精神がある。 その中の一つ「迂闊謝(うかつあやま)り」。迂闊とは不注意な様を指す。道で足を踏まれた際、踏んだ側が謝るのは当た […]

心が落ち込んだ時には

人間だもの、落ち込む事はある。でも心が静かになると大きな問題だと思っていた事が実は小さな事だったと気づく。 なぜ大きいと思ったか?それは拘りだ。拘りを持つとそれが苦しみの種になる。対象に実体はないと気づけば苦しみは心から消える。 鋼のような心を持ちたいと誰もが願う。しかし鋼より強い金属に打たれれば凹む。ならばゴムのような柔らかな心を持ちたいと願う。しかしゴムとてナイフで切られればひとたまりもない。 […]

幸せの青い鳥

幸せはいつも落差から生まれる。一個の塩むすびが旨いのは長く空腹が続いたから。今が退屈なのは長く満たされ続けたから。 氷に浸けた手でぬるま湯に触れれば熱湯に感じ、熱湯に浸けた手でぬるま湯に触れれば冷水に感じる、それが人間。 幸せになる程簡単なことはない。長く眠るのを禁じられた後、眠るのを許されれば良い。逆に不幸せになろうと思うなら好きな人とかた時も離れずいつも一緒にいれば良い。 心はいつも今ないもの […]

心の正体

心は絶えず求める。ひとところに落ち着くことはない。何かを手に入れても、また別なものを欲しがる。 若い頃は自分の欲深さに悩んだ。まるで餓鬼じゃないかと。しかし、年を取り、それを受け入れられるようになった。 心は酸素がなければ酸素を求める。水がなければ水を求める。食物がなければ食物を求める。それは自分の命を守るために働く自然の要求なのだ。 しかし、そこにも節度とバランスが必要。ないものを求めるのは良い […]