「思う」は種まくこと
漢字というのは実によくできている。「現実」 という字は「王が見たものが実る」と書く。今、自分の目の前に広がっている現実、見ている現実というのは、過去にあった自分の「思い」がカタチになって現れたものにほかならない。過去の自分が、「未来にこうなったらいいなぁ」と思った「思い」が時を経て実った結果なのだ。
誰もが本当は王さま。王さまは「心の種」を持っている。全てがこの「心の種」から始まる。「思う」ことは「心の田んぼにまく種」だ。思い続けることは思いを育てることに繋がる。
脳は良い悪いの判断ができないから心で思ったことを忠実に実現するのをその使命とする。だからこそ、今自分がどんな種をまいているのかを注意深く観察する必要がある。美しい風景という現実を目にしたかったら、美しい種を心の田んぼにまくことだ。
誰もが王さま、心の田んぼの主なのだ。そのことを忘れずに美しい種をまき続けたい。
⭐️ 何と言っても稲盛さんの書いたものには名著が多いですな。経営を通じて人間を学び、心を学ばれたからこその深い洞察と真実がある。今まで彼の本は読んで損を感じたことはありません。何かしらためになり心豊かになる本ばかりであります!
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