心を支えるもの
心が何によって支えられているのだろうかと考えた。それはきっと「記憶」である。過去に体験した出来事や、それに伴う感情という記憶のデータによって支えられている。この記憶によって、人それぞれの価値観が形成されるのだ。さらには、その価値観によって再び感情が刺激され、怒ったり、喜んだり、悲しんだり、楽しく感じたりするのだ。
そのような記憶には、ポジティブなものと、ネガティブなものがある。ネガティブな記憶が人の心を支配していれば、当然、その人の心もネガティブな状態にあり、不幸な人生を送る事になる。
だからもし幸せになろうと思うなら、ポジティブな記憶で心を満たす必要がある。その選択は、今この時から始まっている。
今日一日、何と出会うのか?何と関わるのか?何を見るのか?何を聴くのか?どんな言葉を口にするのか?
それが私たちの人生を左右する。楽しく、嬉しく、美しく、愛に溢れたもの。よくよく意識してそれら触れる事こそ、幸せへと到る道。その選択は自分自身でできる事。良き記憶の生成は、今ここから始まる。
⭐️ 仏教を使って心を読み取ると、心に支配されるのではなく、心を支配することができるようになる!スマナサーラ氏の教えは、いつもシンプルでそれでいて深く分かり易い。彼の日めくりも持っているが、毎日めくっていて楽しくためになる。本書もとにかく絵がキュートである。あなたもにも仏様の教えが心にスーッと入ってくる。
ブッダが教える心の仕組み 52の「心所」で読み解く仏教心理学入門 [ アルボムッレ・スマナサーラ ] 価格:1,980円 |
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