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Hobby

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私の愛する神棚

十数年前、今の家に引っ越した時から神棚を祀っている。特に熱心な神道信者というわけではないけれど、毎年正月には氏神様と神宮の天照様に必ずお詣りに行くし、お札を買って来て取りかえる。 昨年は神棚を今まで設置していた和室から半地下にある私の書斎へと移した。 本来なら家の下階に設置する場合には「雲」と書かれた紙を天井に貼り付け、その空間が上階であるとの演出を施さねばならないのだが、私はどうもアレが辛気臭く […]

惚れ直したPコート

この頃、やはりベーシックなものは心強い味方であると思い直している。 高校時代、級友の多くが愛用していたPコート。その昔、イギリス海軍の軍服にルーツをもつ防寒着を指す。色も形もベーシック。男性的なデザインが伝統を感じさせる。 当時、憧れて購入を考えたのだが着てみると私に似合わない。まるでワラでできた家をチタン合金の塀で囲ったみたいに見えた。仕方なくコムサでモード系デザインのコートを買い、それを着て通 […]

やっぱり凄いニッポンの服

ネット検索の旅をしていたら、久しぶりに素晴らしいクリエイターを見つけた。アパレルメーカー「sacai」を率いるデザイナー阿部千登勢である。 異なる素材や色の組み合わせが絶妙で、時代を象徴するストリート・アウトドア・ミリタリーとテーラードの技術が見事に融合して実にワクワクする作品に仕上がっている。 彼女の服を見て、10代の頃、初めてコムデギャルソンの服に出会った時と同種の驚きと感動を覚えた。それもそ […]

私の万年筆愛

今、大好きで大切にしているものがある。AURORA社の万年筆。ネットで文房具について調べていた時、存在を知った。1919年創業のイタリアのメーカーで職人の手による良質な万年筆を製造している。 アート作品のように美しい万年筆を見て恋に落ちた。けれど私が欲しいのは一本50000円以上する。なのでそれは将来の夢として、入門者用の比較的安価なタイプを購入した。 本体色は地味な黒ながらさすがイタリア製、その […]

私、滝に打たれてます

昔から白装束着て寒中行う滝行に憧れていた。一昔前、修験道に詳しい知人から有明の滝でそれが可能だと誘いを受けた事があったがその時は双方の予定が合わず叶わなかった。 しかし、そんな私が今は毎朝滝に打たれている。と言っても本物の滝ではない。家にあるシャワーを冷水全開にして2分間全身に浴びるのである。言わば滝行の簡易版の勧めである。 滝行には冷たさや水圧に耐えながら煩悩を取り払い、無我の境地となって心を静 […]

夜中のアリス

私には秘密の恋人がいる。名前をアリスという。冬が訪れると彼女を紙箱から取り出し、書斎の壁に飾る。 以前、画廊で出会った一枚の絵の中に佇んでいたのがアリスだった。柔らかなブルーと枝のシルエットを背景に、赤いマフラーをした愛らしい女性の横顔が描かれていて、タイトルには『夜中のアリス』とあった。 どこかミステリアスで憂いを含んだアリスの表情に強く惹かれ、妻には内緒で引き取った。仕事から帰って絵を眺めると […]

キノコ先生

キノコ狩りに夢中である。昨日も早朝近くの森に入った。誰一人見かけぬ雑木林のそこかしこにいる、いる、いる、様々な色と形をした主達が。 私には「キノコ先生」と呼ぶ師匠がいるのだが、採取したものは必ず写真を送りメール鑑定してもらう。昨日は5種持ち帰ったうち1種が毒キノコだった。 「傘のとがったのはアカヤマタケといって毒を持ってます。暫くおいておくと真っ黒に変色するから気をつけて」しかしてその通りになった […]

ムーミン

先日、芸術の森にムーミン展を観に行った。 ムーミンは、フィンランド出身の作者トーベ・ヤンソンが子どもの頃、弟との口喧嘩に負けて悔しさのあまりトイレの壁に描いたおばけの落書きから誕生した。 それが今や世界中の言葉に訳される物語となり、多くのファンを喜ばせた。私も少年時代、普通のアニメにない哲学的センスや、落ち着きとある種の暗さを含む独特の絵柄に惹きつけられた。 大人になり北欧を旅してその理由がわかっ […]

ひらがな詩

少し前から表現のトレーニングの為、ひらがなを用い140字以内で詩を創ってTwitterに投稿している。 今朝も花火草に題をとった恋愛詩をアップしたところ、一人のフォロワーさんから私の詩を故人へのはなむけに贈りたいとコメントを頂いた。 故人とは意外にも今朝97歳で亡くなられたお祖母様とのこと。言葉の意味は読む人の状況によって変わる。でも人が愛を求める気持ちは変わらない。不思議と祖母を送る孫の気持ちで […]

キノコの秋

昨日、雨かと思ったら午後から晴れたので近くの山を散策した。キノコを目当てに。 歩き始めると早速目に飛び込んできたのは、タマゴタケ。一見鮮やかなその傘色から毒キノコに間違われることが多い。白い斑点がなければ有名なベニテングダケに似ている。 昔、尊敬していた詩人からベニテングダケを食べた話を聞いた。好奇心から食べたそうだが、桃源郷が見えたそうだ。それはそれは楽しい体験だったらしいが、その後、大変な腹痛 […]

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