キノコの秋
昨日、雨かと思ったら午後から晴れたので近くの山を散策した。キノコを目当てに。
歩き始めると早速目に飛び込んできたのは、タマゴタケ。一見鮮やかなその傘色から毒キノコに間違われることが多い。白い斑点がなければ有名なベニテングダケに似ている。
昔、尊敬していた詩人からベニテングダケを食べた話を聞いた。好奇心から食べたそうだが、桃源郷が見えたそうだ。それはそれは楽しい体験だったらしいが、その後、大変な腹痛と嘔吐に悩まされたとのこと。
キノコの世界は妖しい。美に通じるものがある。ガラス作家エミール・ガレも生前『ひとよ茸』という名作を残している。
美よりも食材と考える私は、持ち帰ったタマゴタケを今朝、妻に頼んでオムレツにしてもらった。クセがなく軸の歯触りがエリンギに似て美味しい。しかし、家族にすすめても誰一人手をつけようとしない。しばらく私の朝食は一人オムレツが続きそうだ。
●エミール・ガレ作『ひとよ茸』
⭐️ 一般的なスーパーの陳列棚では収まりきらないくらいにキノコの世界は多様だ。しかしさすがは宮崎県!珍しい品種まで含めて9種類のキノコを一箱に集めるなんて。お母さん!これならできます、念願のキノコパーティー。
価格:10,000円 |