気の世界に遊ぶ

この頃、つくづく人間の存在は「気」が土台だなと感じている。自らの気分が自分及び周囲に影響を与えている事を実感するのだ。例えば、こんな実験でそれを体感できる。

協力者を見つけて相手の腕に触れ、次の3パターンの触れ方をしてどのように感じるか相手にそれぞれ訊ねてみる。

①ただ相手を触れているという意識で触れる。

②相手の幸せを願う意識で触れる。

③相手の幸せを願いながら触れ、力みを抜く。

この差は歴然。③のように幸せを願い続けながら触れ、力みを抜くと自分も相手も共に気が繋がり、広がっていくのを実感できる。人はエゴが強いと、自分さえ良ければ良いという思考に支配される。そんな時の気は固く縮むような作用があり、それは筋肉にも表れる。

この瞬間にどんな気持ちと願いを持つかが大切だ。幸せを願い、気が広がっていった先には、自分と他人という境界はなくなり、自分＝世界という認識を自他ともに共有できる。世界は住みやすいものになる。

⭐️ 正直な話、誰にだってヒーリングは可能である。コツは意識の用い方とリラックス。本書は読んだその日から誰もがヒーラーの第一歩を踏み出すことができる。スピリチュアルは決して特殊なことではないし、やがて将来的に一般常識として万人が認識する時代が来るに違いない。