🍀 Organic cafe 知恵の木は 札幌にある美味しいオーガニックコーヒーとランチの店です!

2021年3月

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金子みすゞの心には

詩人金子みすゞの評価が高くブームが続いている。『私と小鳥と鈴と』という作品は誰もが目にした事だろう。   私が両手をひろげても お空はちっとも飛べないが 飛べる小鳥は私のように 地面を速く走れない。 私がからだをゆすっても きれいな音は出ないけど あの鳴る鈴は私のように たくさんな唄は知らないよ。 鈴と 小鳥と それから私 みんなちがって みんないい。   最後のフレーズは、そ […]

キムチの起源

キムチといえば韓国の伝統的な国民食というイメージを誰もが持っている。けれど、本当にそうだろうか? 韓国の歴史的背景を考えるとキムチは比較的新しい食べ物な上、純粋な韓国独自の料理とは言えない。漬物のルーツが中国であるのに加え、唐辛子は豊臣秀吉が日本から朝鮮半島に持ち込んだものだから。当時、日本にはすでにポルトガルから入ってきた唐辛子があった。1592年に朝鮮半島に出征した秀吉は武士の足が冷えないよう […]

クスリはリスク

病気というものについて考えてみると、それは私たちの身体から自然が損なわれた状態といえる。自然の産物にはそれぞれ特有の波長がある。それは一人一人異なるし、健康な時と病気の時でも異なる。 病気の前兆は、まずこの波長が本来のものとズレるところから始まる。波長は周波数と言ってよい。森羅万象は物質に非物質が先行する。目に見えないものに変化が生じてから目に見えるものが変わっていくのだ。 ある臓器が本来の波長か […]

薬について考える

薬という字は草かんむりに楽と書く。草かんむりは植物を表す。薬草を乾燥させ細かく刻んだものを煎じて服用し身体が楽になることからこの字が当てられた。 しかし現代は、薬本来の意味からは程遠いものが薬としてまかり通っている。そもそも薬草からつくられていない。 何からつくられるのか?それは、石油である。 今はバイオテクノロジーにより、錠剤からカプセル、塗り薬から注射薬など、ありとあらゆる薬が石油からつくられ […]

夫短命・妻長生きの理由

愛媛県で90年代に60〜80歳代の男女約3000人を対象に行った調査で、女性は夫がいる方が、いない場合に比べて死亡リスクが2.02倍高く、逆に男性は妻がいる方が、いない場合に比べて0.46倍と低くなった。 妻を亡くした男性の死亡率は高く短命傾向にあり、夫を亡くした女性の死亡率は低く長生きする傾向にあると言える。なぜか? 調査対象は昭和生まれなので亭主関白を絵に書いたような男性が多い世代。『浪花恋し […]

桜祈願

夜行バスに乗った。独身の時以来だ。若い頃は夜行バスばかり利用して国内外を旅した。ハードなスケジュールをものともせず、移動そのものが喜びだった。今回は娘の引っ越し手伝いを終えた後、飛行機も新幹線もないゆえの選択。金沢から東京まで8時間半の道行である。 若い頃は苦にならなかった座位での睡眠が結構辛く、熟睡できず何度も目が覚めた。まさか眠りに自分の年齢を思い知らされる事になろうとは。 早朝、バスは定刻通 […]

和菓子天国金沢

娘が世話になる不動産屋に挨拶を済ませ、部屋の家具の取り付けを終えた後、生活用品の買い出しに出た。近所を歩くと和菓子屋が多いのに気づく。聞けば、金沢は国民が一年間に菓子に費やす支出と消費量が日本一多いそうだ。加賀百万石で知られるように、かつてこの地は栄え、潤沢な経済を背景に文化が花ひらいた。その中に創作和菓子もある。 門構えがステキな店の軒先に「いちご大福」と書かれた旗が立っているのが気になり、娘と […]

憧れの街で

娘の引っ越しを手伝う為、金沢にやって来た。金沢は私の因縁の地である。35年前、この街の美大に憧れて受験するも、夢叶わず涙と共にこの地を去った。 ところが今年、どういうわけか娘が金沢を選び受験、そして合格。晴れて春からこの街の大学生となる。受験した大学は違えど、娘がリベンジを果たしてくれた格好だ。昔この街に憧れて受験した事など一切話した覚えがないにもかかわらず、である。 娘のDNAの中で、私の思いが […]

ニセモノとホンモノ

人間の感覚は人それぞれに異なる。ある人にとってカッコ良いものが、ある人にはカッコ悪かったり、ある人にとっての真実が、ある人にとっての嘘になったりもする。 とまれ、良し悪しや真偽にそれぞれの好みが反映されたとしてもそれはそれで仕方がない。しかし、「盗み」はいけない。もしも、国家的な規模でその盗みが常態化したなら大問題だ。 けれど、その大問題はすでに現実となっている。中国のコピー商品がそれだ。「アディ […]

電子書籍出版が遅々として進まない理由

人生初の電子書籍出版を予定していた春分の日がとうに過ぎてしまった。ほぼ原稿は書き終え、表紙だって完成しているものの、読み返してみると、あれが足りない、これも足りないと、書きたりないところが多々目につき、書き足し始めて収集がつかなくなってしまった。まるで絡まり過ぎて端っこが見つからない毛糸玉みたいに。 おまけに娘が無事大学に合格し、この春から本州で一人暮らしをすることになった。今、入学や引っ越しの準 […]

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