カタチの理由
普段私たちが当たり前に使う道具。それらがなぜそのカタチを持つに至ったのか？ふと考えてみる事がある。例えば、なぜフォークはあんなカタチなのか？初めに考え出した人には「食べ物を掴み、安全に口に運ぶ」目的があったのだろうと見当がつく。
しかし、それがフォークの目的なら、なぜこの世の中には何百種類ものデザインが存在するのか？それは、「これだと掴み辛い、あれだと食べ辛い、いやいや、このフォークのフォルムは美しくない」という風に設計者がより良いものを生み出そうと思考したからにほかならない。
だとすればモノのカタチを決めるのは、機能ではなく人間の後悔だと言えなくもない。そのようにして道具を眺めると、フォークのみならず、スプーン、クリップ、ジッパー…あらゆるものの背後にある設計者の思考が気になり出す。
先日も、ふらり訪れた麺屋のちゃんぽんについてきたレンゲのカタチが気になり、長時間眺め過ぎた結果、麺が汁を吸い、讃岐うどんの太さになった。
⭐️ 自然派ならば、食材のみならず食器やカトラリーにもこだわりたい。金属やメラミン樹脂じゃ食べ物の真の美味しさが伝わらない、なんてことありません？スープをすするレンゲだってそれは天然木が望ましい。 塗り良し､カタチ良し、細工良し。使い込むほどに愛情が湧いてくるレンゲ。食べ物の愛をあなたの口元へと運びます。
 |
価格:2,200円 |
