さわらの味わい
- 2021.04.07
- Food
日本人ほど多種多様な魚を食す民族もいないのではないか。しかも、四季の豊かな日本にはそれぞれの季節の主役ともいうべき魚がある。さて、ここで問題です。魚へんに春と書いて何と読むでしょう?
「鰆」。答えは「さわら」。
しかし、私の暮らす北海道では滅多にお目にかかれない。さわらは回遊魚なので、成長に合わせて住む場所を変え、決まった時期や季節に広い範囲を同じ経路で移動するのだが、寒い海が苦手なのか地元の寿司屋でも登場した覚えがない。
ではどこに多いかといえば関西方面。5月に産卵の為、瀬戸内海にも集まる。春なら白子が旨いし、身なら脂の乗った冬がベストとの事。関西の友人は言う。「サワラの刺身は皿まで舐めるって言葉知ってる?刺身は格別だよ」と。
昔は東北・北海道では揚がらない魚だったが、気候が変わり、今はいないはずの鰤が揚るようになった。友人の話を聞けば聞くほど食してみたい気持ちになる。あまり人には言えないが、心密かに地球温暖化に期待している。
⭐️ さわらといえば、美味しいのは白子や刺身だけじゃない!その代表格は西京漬!カタチが揃っていないというだけのわけあり商品が普段遣いにおすすめ。回遊魚・さわらの旨味が凝縮されてのこの逸品。専門店顔負けの味付けと品質の良さ。リピートは必至です!
価格:2,100円 |
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