🍀 Organic cafe 知恵の木は 札幌にある美味しいオーガニックコーヒーとランチの店です!

Art

2/3ページ

春をよぶ風・仲浩克油彩画展

札幌を拠点に活躍する油彩画家・仲浩克さんの展覧会を3月1日からオーガニックカフェ知恵の木にて開催致します。 仲画伯は、絵を描くのが好きなあまり、人生半ばでそれまでの会社員生活をきっぱり捨て、ほぼ独学で画家となった異色の芸術家。道内の身近な風景をモチーフに印象派風に油彩で表現するのが特徴です。今回、知恵の木ではそんな画伯の作品の中から、春を感じさせる優しくて温かな風景を選んで展示致します。 展覧会の […]

地方都市に暮らす事が悔やまれて仕方がない楳図かずお大美術展

Art

昔から取り立てて東京に暮らしたいと思う事のない私ではあるが、時折、地方都市・札幌に暮らしているのを心底後悔する。 先日もある展覧会が東京で開催されるのを知り、地団駄踏んだ。その展覧会とは「楳図かずお大美術展」。 先生を最初に知ったのは、小3の時、少年サンデーに連載されていた『漂流教室』。今まで見た事ない不思議な画風と、荒廃した未来に生徒もろとも学校の校舎が飛ばされてしまうという奇想天外な発想に完全 […]

幸福の王子

オスカー・ワイルドの代表作に『幸福の王子』という短編小説がある。美しい宝石で飾られたその銅像は、人々の憧れの的であった。ある日、一羽のツバメがやって来て銅像に尋ねる。 「あなたはどなたですか?」 「私は幸福の王子だ」 「それなら、どうして泣いているんですか?」 子供向けに書かれた作品ながら、大人の胸にも刺さる深いメッセージ性をもった作品だが、今週この作品をテーマにしたイベントがある。表現を堪能でき […]

造形作家 jobin氏の展覧会

Art

街に出た際、必ず立ち寄る場所が2つある。1つはTO OVギャラリー。そしてもう1つはギャラリー犬養。いずれも画廊である。 私の生業は治療家ゆえ、一日中、治療室という限られた空間の中にいて病める人々と対峙している。元来旅好きで変化を好む性格なので、たまに気持ちが煮詰まってしまう。 そんな時に訪れる画廊で私は新しい世界と出会う。さまざまなアーティストが工夫を凝らし表現した作品に触れる事で、驚きや気づき […]

人情漫画家・古谷三敏先生逝く

Art

今月8日、漫画家の古谷三敏先生が亡くなられた。享年85歳。 子供の頃、漫画家を目指した私にとって、手塚治虫先生と赤塚不二夫先生は神だった。両先生のアシスタントになるのを夢見た私はお2人にファンレターを出した事もある。無論、返事は来なかったが。 古谷先生は、そんな両先生のアシスタントを経て独立された夢のような経歴を持つ。ゆえに私は作品にも注目していた。中でも小学生の頃に出会った『ダメおやじ』には衝撃 […]

小野小町の九相図

Art

死ぬまでに一度訪ねてみたい寺がある。京都の安楽寺だ。そこには「小野小町の九相図」なる絵が所蔵されている。これが何かというと、絶世の美女・小野小町が亡くなってから荼毘に付されるまでの9段階を絵で描写したものだ。 仏僧たちの煩悩を絶つ為に描かれたらしい。しかし、仏僧のみならず全ての人間はいつか必ず死する。この世の中で変化しないものは何一つない。そんな諸行無常の思想を民衆に伝える役目を担った図でもあった […]

中西揚一展終了間近!

知恵の木で開催中の中西揚一展が明後日終了する。この間様々な出来事があった。画伯と暫く離れ離れになっていたご家族が店内で再会されたり、40年以上会ってなかったお友達が遠く道東から駆けつけて下さったり。 展覧会を開催した事で、空気が動き、エネルギーが動き、人や出来事が動いたように感じる。けれど何よりも動いたのは、私の感情だろう。壁に大好きな画伯の作品を並べ、いつでも眺めていられるのは幸せだった。 父を […]

「知恵の木で本日から開催!中西揚一展」

札幌のアートシーンは今、熱い。個性豊かなアーティストが育ち、各々の表現を通じてこの人の世に彩りをもたらそうと今日も創作に励んでいる。 かく言う私も、昔はアーティストを目指した人間だ。美大受験に失敗してからは創る人から観る人になってしまったが、観る人になってもアートは大好きだ。 そんな私が今、最も惹かれるアーティストが中西揚一さん。優しく静かな眼差しで対象を見つめながら人物や風景に潜む「永遠」を描く […]

Hashimoto Aiko 個展、知恵の木にて開催中!

旅に憧れ、心の旅を描き続けるアーティストがいる。彼女の名はHashimoto Aiko。 うちのカフェのお客様でもあるAikoさんは、札幌在住。さまざまな風景の中を旅し、そこで感じた光、色、風、音を記憶の中にスケッチし、新たに生まれる心象風景を優しいタッチで表現する。 以前、『Time』と題した展覧会を開催させて頂いた。時の流れの中で生じた彼女の様々な思いが作品たちから伝わってくる素敵な展示だった […]

甦る80年代〜キース・ヘリング展

Art

先日、芸森のキース・ヘリング展に行った。地下鉄の黒板の落書きからスタートしアメリカンドリームを体現して90年2月に31歳の若さで亡くなったキース。死因はエイズだった。 亡くなる2年前、彼はインタビューでこう答えている。 「始めはとにかくうちひしがれた。誰だって最初にするのは泣くことさ。致命的な病を抱えると生きることに対して全然違った見方ができる。でも生きることの本当の価値を知る為に死の恐怖にさらさ […]