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新型コロナ禍の後の日本

新型コロナ禍の後の日本

新型コロナ以前から日本は欧米のグローバリズムに足並を揃えてきた。グローバリズムにより国境の垣根は低くなり、人が自由に移動し、国や企業は安い労働力を手に入れる事ができた。結果、欧米では経済的移民が大量に生み出された。

それは一見、人道的に思える。しかし人間が生まれた国の文化や言語から自由になるのは難しい。異文化での生活に順応できる人もいるが、大多数の人は容易じゃない。

経済政策は一般庶民の幸せを基準に社会制度を設計し、それぞれの国や地域で暮らす人々に合った幸福を目標とすべきだ。しかし、マクドナルド的均一化を強要するグローバリズムは多様性を良しとせずに排除し、わざわざ他国に出向き、安価な労働力としてキツい仕事に従事させられる人々を増やした。

日本がとるべき選択肢は、経済的移民をある程度制限し他国の国民が自国で豊かになれるよう国作りの援助をするという選択であり、そのほうが国際的に評価されるだろう。

現在はコロナ禍により、国境を越える人と物の往来も制限されている。しかしこれが終息すればまた何事もなかったかのように日本はグローバル化の道に戻ってしまうんだろうな。

 

 ⭐️ 著者である中野剛は、私が最も信頼する論客の一人である。彼は現在のグローバリズムによる世界経済が引き起こす社会の破綻と疲弊、極端な貧富の格差をそれが起こる前から指摘しており、見事に的中させている!

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