首に触れずに首の筋肉を柔らかくする方法
認知症の患者さんに多い特徴の一つに首周辺の筋肉が固い事がある。ここは頚動脈が通っているゆえ、全身の血流にも関わる。固いと当然、脳の血の廻りも悪くなり症状を悪化させる。だからいつでも柔らかくしておくのが良い。
しかし、首はデリケートな場所でもあるし、他人の身体に触り慣れていない人は少し躊躇してしまうと思う。
そんな時、首に触れずして首の筋肉を柔らかくする方法があるのだ。どこを使うかと言えば、手と足にある首である。そう、手首と足首なのだ。言葉というのは面白いもので、両方とも間接的に本家の首に通じている。
まず最初に首の可動域を調べておき、それから左右の手首・足首を一箇所につき30秒位、上下に曲げたり、左右に捻ったりしながら動きをつけてみる。4箇所終えても2分位だ。
そして再び首の可動域を調べてみるとあら不思議。かなり柔らかくなっているはずだ。身近な人に試してあげて欲しい。喜ばれるはずだ。
⭐️ 実は「30秒」というのには意味がある。そこに起承転結があり、流れがあるのだ。その30秒をいかに有効に使うか?本書はストレッチの観点からその応用の方法を余すことなく伝えている。あなたのカラダも気がつけば、ほら、マシュマロみたい。