ハダカデバネズミとヒアルロン酸
がんは、いつか人類が克服する病だと思っている。その為に研究者たちは日夜、様々なものからヒントを得ようとリサーチしている。
つい先日、意外な生き物ががん克服の鍵を握っていると知った。その生き物とは、ハダカデバネズミ。もの凄いビジュアルのネズミで、一度見たら誰でもその晩必ず夢に出てくると思う。
通常、新薬開発にはマウスが使われ、発がん物質を注射されてがんにさせられるが、ハダカデバネズミにはいくら打ってもがんが発生しないのだ。
米国の科学者は、ハダカデバネズミの細胞の周辺にヒアルロン酸が異常な程密集しているのを発見した。その物質は全ての動物に見られ、細胞を繋ぐ性質がある。ハダカデバネズミにはそれが半端なく存在してがんに対し、壁を作るらしい。しかし、人間がヒアルロン酸注入を過度に行なった場合、容姿がハダカデバネズミ化する事は考えられないだろうか?
がんを克服し、ハダカデバネズミ化した人々が街を闊歩する様子を想像した私は、死もまた、ある種の安らぎかも知れないと思った。
⭐️ 常々、自然の造詣には宇宙の意思が宿っていると感じている。だとするならば、宇宙はどんな意思をもってこのハダカデバネズミを創造したのだろう?考えれば考えるほど、宇宙は謎に満ちている。全くがんにかからない彼らはなぜゆえ、この地上に生まれよこされてきたのだろう?本書を読んでじっくり答えを出したい。
ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー) [ 吉田重人 ] 価格:1,650円 |
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