母乳からマイクロプラスチック
- 2023.05.30
- 関心事
- マイクロプラスチック, 有害物質, 母乳, 食物連鎖
大変ショッキングなニュースを耳にした。私たちがコンビニで普通に買うペットボトルのミネラルウォーターからナノプラスチックが検出されたと知り驚いたが、今度はマイクロプラスチックが母乳から検出されたというのだ。
そもそもこれらの何が問題かといえば、海洋生物の体内から微小なプラスチックが検出され、食物連鎖による濃縮の結果、魚にマイクロプラスチックが蓄積され、魚介類を食べる人間も微小プラスチックを取り込んでいることがわかった。これらは海水中に存在するPCBなどの有害物質を吸着し表面で有害物質の蓄積が起こる。マイクロプラスチック(MP)とナノプラスチック(NP)は、大きさで分けられ、
・MP:100nm~5mm
・NP:100nm以下
が大きさの目安となり、ナノプラスチックのほうが粒子が細かい。
本来、母体には不純物を避けるための機能が備わっており、母乳もフィルターを濾過して出てくるものなのだが、粒子の細かい不純物は簡単にすり抜けてしまうのだろう。検出限界以下の大きさのプラスチックは当然かなりあるはず。
母乳からマイクロプラスチックが検出されたのはイタリア。ローマの病院で出産した健康な母親34人から採取した母乳のうち、26人から見つかったという。赤ちゃんの健康への影響や、身体に入り込んだ経路は不明。
しかし、この結果だけを見て、母乳より粉ミルクの方が安全だと考えるのはまだ早い。最近では牛乳やプラ製哺乳瓶からマイクロプラが検出されていることが分かっている。特に一部の哺乳瓶からは、マイクロプラの大量発生が確認されている。摂取回避が現状では難しいにせよ、妊婦や乳幼児の曝露を減らすための対策を各国は早急に進める必要がある。
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