農業を大切にしない国日本
モダンはクラシックよりも垢抜けていて素敵という評価が一部にあるが、それで良いのだろうか?
垢抜けることは人目を引き、一時的に注目を集めるかもしれない。しかし人が生きるのに必要な食を生み出す農業は第1次産業であり、クラシックの領域に属する。いくらIT産業が華やかでも人は食物なしで生きていけない。
日本の農業は過保護だという意見があるが正しくない。2013年の資料でもご覧の通り、農業所得に占める補助金の割合だが日本は先進国中最低。
日本 39.1%
米国 42.5%
ドイツ 69.7%
英国 90.5%
フランス94.7%
なお、米国42.5%とあるが、これは市場価格の状況によって変わる。生産コストは農家の販売価格の差額分を政府が補助金で全額負担する。だから農家は安心して作付け計画が立てられる。日本はそれさえなく政府は自由貿易を推進するばかり。フランスは一見モダンに見えながらクラシックを大切にしとる。見習うべし!
⭐️ 農業は実際に関わっている者でなければ、その実態を把握することはできない。机上でしか考えないお上の改革案、農家減少と高齢化の衝撃、ビジネス感覚の農業の盲点!プロフェッショナル農家のリアルすぎる目で見た日本農業の現状と突破口が浮き彫りに!特に農薬や遺伝子組み換え作物についての記述は、ステレオタイプな自分の観点を見つめ直すきっかけになりました!
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