歌と音と詩にひたる
昨夜、久しぶりにコンサートに出かけた。このコロナ禍においては初めての事。いつも治療院を利用して下さる声楽家さんが出演するコンサート。彼女の歌と、リュート奏者の演奏、俳優による詩の朗読で構成されたアンサンブル。今は亡きイングランド女王エリザベスの一生が悲しくも美しい歌と音と言葉により綴られる。
徹底した検温、消毒、ソーシャルディスタンスの中ではあったが優雅でしっとりとした大人の時間を味わった。自分では気がつかなかったけれど、この世情の中で随分と心が乾いていたのだなと思った。痩せた土に水が沁み込むように、コンサートの幕が下りた後、心がいい知れようのない感動に包まれた。
文化は人間の情緒を育む親であり、暮らしにとって必要な食べ物だ。生の音に触れ、人と人が交流する事がどんなに大切な事か。人の間と書いて人間。人は人と繋がる事で真に人間らしく生きられる。
演者の皆さん、本当にありがとう。
⭐️ もともと王様の枕元で奏でられた楽器リュート。その眠りを誘う柔らかな音色が慌ただしい現代人の心を慰めてくれます。今回コンサートで演奏された高山さんの音は素晴らしかった！その感動をぜひあなたにも。
 |
|
新品価格 |
