🍀 Organic cafe 知恵の木は 札幌にある美味しいオーガニックコーヒーとランチの店です!

2020年10月

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禁酒万歳

お気に入りのジーンズが穿けなくなった事がきっかけで始めた禁酒と朝食抜き生活であるが、あれからひと月過ぎた。64kgの体重は61kgに減り、86cmのウエストは82cmになった。おかげでジーンズも穿けた。 このまま続ければ更に減らすのも可能だと思う。何より体調も良いし、あれ程好きだったお酒がなくても平気になった。今は加えてコーヒーも止めているのでほぼ外部からの刺激物を一切入れずに過ごしている。 故人 […]

へそ曲りな秋

なぜ食欲の秋と呼ばれるのか?もちろん美味しいものが出回る季節だけれどそこには身体の歪みが関係している。 食べ過ぎて仕方ないという人は裸になって鏡を見てみるといい。きっとへそが曲がってる。真ん中になくて右か左に寄ってるはず。 理由は夏の間汗で排出できた水分が秋に急激に温度が下がる為に出辛くなり、かわりに尿で排出するゆえ腎臓が酷使されてくたびれるから。 秋の朝方の冷えは温度差において冬よりキツい。特に […]

変身願望

人は毎日のルーティンワークに慣れ過ぎると創造性が失われる。自分はせいぜいこんなもんだと勝手に点数をつけて安住してしまう癖がある。それにより新しい事を生み出す気力も機会も無くしてしまうのはあまりにも悲しい。 だからこそ日本人は昔から暮らしの中にハレとケを設けて意識的に非日常を創り出し、祭りに没頭して再び日常を続けるエネルギーを得ていたのだろう。 気分転換はいわば変身することに等しい。アメリカの精神療 […]

焚き火と大統領選

ふと焚き火がしたくなった。若い頃、旅に出ては夜一人で焚き火をしたものだった。パチパチと音を立てながら揺らめく炎を眺めていると浮き世の悩みを忘れ、自然と心落ち着く。 揺れる炎の波形には生体が本来持っている1/fゆらぎという波長が含まれる。ぼんやり炎を見つめるだけで波に同調して疲労が回復し安らいだ気持ちになるのだ。 炎が恋しいのはこの社会に疲れているからかも知れない。日々仕事に追われ、スケジュールをデ […]

言葉の危うさ

人は話せば分かるというが本当だろうか?逆に言葉ほど誤解を生み出すものもないのではないか? 言葉には3つの意味が混ざり合って存在する。言葉本来の意味。話す側の主観的な意味。それを聞く側の主観的な意味。 人間同士の会話はこれらの要素が複雑に絡まりながら進んでいく。結果、話せば話すほど誤解が生じてこじれる場合も少なくない。 例えば「カサナイヨ」と言われて、傘がないのか、貸さないのかは、状況と話す相手の意 […]

コーヒーを断つ

好きなものを一時的に止めると人の身体はそれを新たな刺激として受けとめ、今まで眠っていた感覚が再び活動し出すのではないか。 好きなジーンズが履けなくなった悔しさから始めた禁酒と朝食抜きであるが、もうすぐひと月になる。その甲斐あってジーンズは履けるようになったし、お酒を買わない分貯金ができた。朝食を摂らない分時間ができて読書もできる。 何より思考に集中できて感覚が敏感になったのがわかる。この勢いでさら […]

セーターの快楽

朝晩寒くなってきた。寒い季節は苦手だが楽しみにしている事がある。それはウールのセーターに袖を通す事。ふんわり暖かな肌触りが何とも言えず好きなのだ。 子どもの頃はチクチクして、親に無理矢理穿かされた股引の次に苦手な衣料だった。それが、独身時代にある女性から手編みのセーターをプレゼントされて良さに目覚めた。毛糸が上質でチクチクしない上柔らかく、何より色と柄がとても気に入り30年近く愛用している。 ただ […]

メメント・モリ

今まで出会った本の中で最も強く印象に残るのは何か?と訊かれたら私は迷わず藤原新也の『メメント・モリ』をあげるだろう。 写真家である藤原が旅して撮った作品に短いキャプションが添えられた写真集である。10代の頃、ある女友達が「これは貴方に必要な本」と言って貸してくれた。 メメント・モリとはラテン語で「死を想え」という意味。ページを捲った瞬間、魂を掴まれた。 人の死体を喰らう二匹の野良犬と一羽の鴉の写真 […]

植物と動物

異なる2つのものは双極的で相補的だ。どちらか一つでは成り立たない。男と女がそうであるように。植物と動物も全く異なる性質でありながら相手なしでは存在できない。 植物は自分で光合成により栄養を作るが、動物はそれを食べて間接的に利用する。植物は二酸化炭素から酸素を作り、動物がそれを吸って二酸化炭素を吐き出す。植物の多くは緑色をしてるが、それを食べる動物の血は赤色でそれらは補色の関係にある。植物は下(根) […]

栞猫

私は一匹の猫を飼っている。餌は必要ない。散歩にも行かない。気まぐれにジャレつくこともない。 にも関わらず、私が必要とする時にはいつだって正確に目的の場所へと導いてくれる。大変優れた猫である。 猫は全身が白い毛で覆われ、額にハの字の黒い斑点がある。まるで鬼のように顔つきが険しく、いかにも門番という雰囲気を湛えている為「般若」と呼ぶことにした。 般若を拾った場所は、BOOKOFF中の島店。そこで購入し […]

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