性欲は生きるエネルギー
思春期に性欲がいかんともしがたい強烈な力をもって自身の存在の奥底から沸き起こり、眠れぬ夜を過ごした経験が男性ならきっとあるだろう。
あの頃は、そんな性欲が何か得体の知れないモンスターのように思えたものだ。そして、抗おうと試みるも結局は無惨にも敗北し、自慰に耽っては自身の精神の弱さに辟易した経験も男性の多くはあるだろう。私もそうだった。
しかし、その性欲が実は男性の生きる力そのものだったとしたならどうだろう?性欲というものの捉え方がいくらか変わるのではないか。
先頃、男性の性欲減退が、がんや循環器疾患などあらゆる死因による死亡リスクを高めることが判明したのだ。
山形大学医学部でこんな調査が行われた。山形県で健康診断を受けた40歳以上の約2万1000人(男性8600人、女性1万2400人)のデータをもとに、性的な関心と死亡リスクとの関係を分析したところ、男性の場合、あらゆる死因が性的な関心の低さと関係していることがわかったのだ。年齢・糖尿病・高血圧・脂質異常症・喫煙・飲酒・BMI・教育・配偶者の有無・笑う頻度・心理的苦痛、その他の要因を考慮しても同様の結果だった。
一方、性的な関心が低いという女性は、男性よりも2倍以上多かったが、こちらでは死亡リスクとの関係は確認されていない。
女性は単体でもそれだけで生物としての完全性を有しており、私たち男性はその不完全性ゆえに、完全性を有する女性を求めずにはいられないのだと思う。私は以前、性愛をテーマとする講座で講師としてこう主張した事があるが、山形大学の調査結果もそれと一致する。
男性は生まれついての性的な生き物であり、性欲は生きるエネルギーである。そのエネルギーを女性を傷つける為に使ってはならない。生命の源たる女性を守り、愛し、幸せにする為に使ってこそエネルギーは円満に循環するのだ。
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