消えゆく日本人
最近の日本及び、日本を取り巻く世界情勢にはずっと危機感を感じている。先日も、Twitterで2022年における国別の人口動向のグラフを見つけ、大きなため息をつかざるを得なかった。というのも、今凄い勢いで日本人が減っているからだ。
インドの人口がすでに中国を抜いているのはニュースなどでも伝えられていたが、日本の人口はジリ貧状態。戦争中のウクライナを抜いてぶっちぎりの最下位。昨年1年間で38万人も減って危険領域に入っている。
考えてみれば、日本の超過死亡率は昨年戦後最大となり、多くの人が亡くなっている。思えば救急車のサイレンの音をこんなに頻繁に聞いた時代は過去記憶にない。しかも他国に類を見ない戦後最長のデフレが続く日本。まるで誰かに意図されているかのように日本人が減らされ、日本の富が海外へと流出しているのだ。
海外ではすでに終了している新コロのワクチン接種がいまだに日本で続けられ、しかも津波被害のあった福島に海外メーカーの製薬工場まで建設され、ワクチン製造が継続されているのはなぜか?感染症対策分科会会長は「第9波発生」を示唆し、今後もワクチンは増産され続けるのだろう…、他国ではすでに見られなくなったマスクをいまだにし続ける人の多いこの国で。
国民が芸能人の不倫ニュースやバラエティに夢中になっている間に、国会では色々と国民にとっては不都合な法案が可決されていく。水道水の農薬基準値は緩和され、空からは米軍によって化学物質や重金属が日常的に撒かれている。海外では使用禁止となっている除草剤が日本では普通にホームセンターで販売され、農薬使用量、食品添加物の使用品目、いずれをとっても今や日本は世界一の薬品消費国となってしまった。これだもの病める人の数は増えるわけだ。
国立がん研究センターの統計では、生涯でがんに羅患する確率は、男性が62%、女性が47%となっており、日本人の2人に1人が、生涯に1度はがんにかかると脅す。それに備えてぜひ外資企業のがん保険にご加入ください、というわけである。
これはウクライナ戦争についても同じことがいえる。
個人的な話になるが、昨年ロシア人の女性とSNSを通じて友達になった。年は父娘ほども離れているのだが、共通の趣味があって仲良くなった。ところがその数週間後、 ロシアがウクライナに侵攻して戦争が始まり、間もなく私たちがやり取りしていた日本のSNSはロシア当局の禁止措置により使用できなくなった。その後ロシアのSNSを使っての通信が可能となり、 時々音声通話で戦時下のモスクワの状況を伝えてもらっている。
彼女は、以前日本で暮らした事のあるアーティストで、NFTのグラフィックアートを創作している。日本のアニメや漫画文化をこよなく愛し、 日本を第二の故郷だと思っている。 しかし、 そんな彼女のもとには心ない日本人からロシア人というだけで誹謗中傷のメッセージが届くという。彼女の親戚は、数年前にウクライナでもロシア人が多く暮らすドンバスで、ウクライナの軍人により殺された。
日本で報道されるニュースだけを見ていると、一方的にロシアが悪いように印象操作されているが、実は今回の戦争の背景には過去8年間に及ぶウクライナ軍のロシア系自国民への攻撃があるのだ。しかもその武器は長い間アメリカとNATOにより提供されてきた。
これはどちらが正しいとか正しくないという話ではない。人間の心には天使と悪魔の両方が棲んでいる。いつどんな時も私たちはその事を気に留めて、モノゴトを冷静かつ公平に見極める必要があると思うのだ。にもかかわらず、岸田総理は先日のG7で、ウクライナに対し55億ドル(約7370億円)の追加支援を表明した。それはすべて私たち国民の税金から支払われる。日本はまるで世界金融家たちにとって都合の良いATMじゃないか。
今、このようにして日本人の健康が奪われ、富が海外に流出している。
私たちは今、戦争の真っ只中にいる。それは「情報戦」という名の新しい戦争だ。戦闘機やミサイルは飛んでこないが、日々私たちの目や耳から入ってくる情報がジワリジワリと思考と感性を蝕み、真実を見る目を曇らせていく。そのうちやがて毒が効いてきて、正しい判断力が失われてしまうのだ。
私たちはこの美しい日本を、そして逞しく心やさしい日本人を世界から消してまってはならない。持ち前の明るさと澄み切った精神でこの時代をサバイブしていくのだ。今を生きる私たちには、そんな大切な使命がある。
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