重曹とクエン酸

新型コロナとそれに続くワクチン接種騒ぎ。以後、体調不良の人々が増えて「重曹」がクローズアップされている。私も時々作って飲んでいるのだが、良い飲み物との印象を持っている。

重曹は飲み方によって、内臓に大きな変化が起こる。重曹水は胃酸で中和され、塩化ナトリウムと水と炭酸に分解される。実は重曹は膵液にも含まれ、食後は胃酸を中和するために分泌される。

重曹を水に溶かせば水溶液自体は弱アルカリ性となるが水溶液のpHとカラダに吸収された時のpHは一致しない。例をあげれば梅干しは酸性だが食べると血液をアルカリ化する。梅干しに含まれているクエン酸など有機酸自体は酸性だ。けれども燃やすと二酸化炭素と水になって残らないためアルカリ性食品になる。

梅干しのクエン酸が膵液で中和されるとクエン酸ナトリウムができるのだが、水に溶け、加水分解されたクエン酸ナトリウムは、クエン酸イオンと水酸化イオンになる。クエン酸は弱酸性であり、水酸化イオンは強アルカリ性、ゆえにアルカリに傾くのだ。

クエン酸単体で飲むと膵液(＝重曹)で中和されてクエン酸ナトリウムと炭酸ができる。この場合も効果はあるが、膵臓の負担になる。なので最初からクエン酸と重曹を混ぜて中和しておくと、胃酸も膵液も使わずに、クエン酸ナトリウムは吸収されて、クエン酸イオンと水酸化イオンができる。それにより血液がアルカリ性になる。クエン酸イオンはミトコンドリアのクエン酸回路で利用されるエネルギーにもなるのだ。

本来ならば少食に努め、腸内環境を考慮した食事をするだけで人は健康になれるが、現代人の生活はかなり偏り、自然から逸脱している。なので不調を感じた時、このような自家製手作りドリンクでからだを整えるのもありだと思う。

重曹+クエン酸。美味しく作る為のレシピもある。

【準備】

・炭酸用のペットボトル500ml

・水

・クエン酸

・重曹

【作り方】

①ペットボトルによく冷やした水を入れる。

②小さじ1～2杯のクエン酸を入れる。

この時、お好みで次のものを入れても良い。

・天日海塩