🍀 Organic cafe 知恵の木は 札幌にある美味しいオーガニックコーヒーとランチの店です!

日本人の心の中にある太陽

日本人の心の中にある太陽

この不安定な世の中で安心して生きるには、心の中に「太陽」を持つことだと感じている。かつての日本には「太陽信仰」があった。昔の日本人は目覚めれば朝日を拝み、人が見てない所でも「お天道さまが見てる」と言って正直・誠実を貫いた。しかし、この長引くコロナ禍で人々の顔が暗い。みんな疲れている。元々日本人はこんなにも暗い民族だったのか?

いや、違う!元来、私たち日本人は陽気な民族だったはずだ。だってお天道さまを拝み、手本とする人たちだったのだから。

無能唱元というお坊さんの書いた『小さなサトリ ミニ・エンライトメントが人生を変える』という本がある。そこには、昔この日本を訪れた外国人が当時の日本人を見て驚いた時の記述がある。私はそれを見てハッとさせられた。ルドルフ・リンダウというスイス通商調査団の団長は次のように残している。
「日本人ほど愉快に成りやすい人種はほとんどあるまい。良いにせよ、悪いにせよ、どんな冗談でも笑いこける。そして子供のように、笑い始めたとなると、理由もなく笑い続けるのである」

さらに、リンダウというドイツの外交官はこう賞賛する。
「いつも農婦達の素晴らしい歓迎を受けた事を決して忘れないであろう。火を求めて農家の玄関先に立ち寄ると、直ちに男の子か女の子が慌てて火鉢を持ってきてくれるのであった。私が家の中に入るやいなや、父親は私に腰掛けるように勧め、母親は丁寧に挨拶をしてお茶を出してくれる。…最も大胆な者は私の服の生地を素手で触り、小さな女の子がたまたま私の髪の毛に触って、笑いながら同時に恥ずかしそうに、逃げ出して行くこともあった。いくつかの金属製のボタンを与えると…『大変有難う』と、皆揃って何度も繰り返してお礼を言う。そして跪いて可愛い頭を下げて優しく微笑むのであったが、社会の下の階層の中でそんな態度に出会って、全く驚いた次第である。私が遠ざかっていくと、道の外れまで見送ってくれて、見えなくなってもまだ、『さようなら、また明日』と私に叫んでいる、あの友情の籠もった声が聞こえるのであった」

…どうだろう。私たち日本人は元々、心に太陽を持った民族だったはずだ。再び私たち一人ひとりの心に真っ赤で温かな太陽を掲げよう。

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

 ⭐️ 本当は日本人に限らず、私たち一人ひとりは心に一つの「太陽」を持って生まれてきたように思う。もちろん長い人生においては、太陽の光が雨雲によって遮られてしまうことだってあるだろう。しかし、忘れてはいけない。雨雲の向こうにはいつだって休むことなく太陽が輝き続けていることを。

【中古】 小さなサトリ ミニ・エンライトメントが人生を変える / 無能 唱元 / 河出書房新社 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】

価格:2,646円
(2022/5/13 13:04時点)
感想(0件)