ヴィーガンファッションについて考える
- 2022.04.15
- 思想のようなもの
- ヴィーガンファッション, サスティナブル, 革製品
昔、ヴィーガンを自称するオランダ人の編集者がうちのオーガニックカフェを取材しに来た。彼は食事以外にも身の回り全ての生活用品から動物原料の製品を頑なに排除し、靴もベルトも革製品は一切使わず、化繊の服を着ていた。
けど個人的には合成素材の製品よりも、革製品含め天然素材の製品のほうが長持ちする上、使用感が良いと感じている。
4種類の異なる素材のセーターを対象とした比較実験では、最も長持ちするウールのセーターの環境負荷が化繊より少なかった。ヴィーガンレザーと呼ばれるものの中には100%プラスチック製のPUレザーもある。私はこれが苦手だ。経年劣化するとポロポロと表面が割れたり、剥がれてきて見るも無惨な状態になる。おまけに土にも還らない。
ウールやシルクの代替素材として使われるポリエステル、アクリル、アセテートなどの素材も化石燃料な上、洗濯するとマイクロプラスチックが水路に放出される。
動物由来の製品の購入は必要最小限にし、犠牲となった動物達には感謝の祈りを捧げて大切に長く使う事こそサスティナブルじゃないかと私は思う。頑なな編集者の人柄は周りの空気も硬く重くした。
⭐️ 理想は、動物を苦しめない暮らしを選択するのが人類の務めであると思う。しかし、今はまだまだ進化の途上にあるのではないか。人工皮革や石油繊維における質感及び使用感、そして生分解性は未だ十分とは言い難い。これは、ヴィーガンファッションを牽引するブランドBBYBさんのトートバッグ、はたしてその使用感はいかがであろう?一つ購入して試してみたい気はする。
価格:26,334円 |
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