あるがままはわがままではない
たまに勘違いしている人を見かけるのだが、あるがままとわがままは同じものではない。あるがままというのは、自分もあるがままに行動するけれど人さまのあるがままも受け入れるという事である。
対してわがままというのは、自分はあるがままに行動するけれど人さまのあるがままは受け入れない事である。そう、寛容さに欠けているのだ。
煽り運転なんてわがままのいい例だし、暴走族が真夜中に大勢で爆音を鳴らしながら我がもの顔で街中を暴走するのも一つのわがままな態度と言える。ここに共通するのは自己中心性だ。
他人の気持ちを察する事ができず自分さえ良ければの考え方である。自己本位な人は、自分の素直な気持ちに従って行動する事により、まわりに多大な不愉快を与える事が少なくない。
自己中心性を排し、他人の話をよく聴き、いつも学ぼうとする事、自己顕示欲を少なくして謙虚さを重んじる事が大切だ。この謙虚さこそが人間の品性を形づくる大切なエッセンスとなるのだから。
⭐️ 人間、あるがままに生きることがどれほど大切なことか。日本発祥の心理療法である「森田療法」の数々の症例をあげ、人間が本来の輝きを取り戻していくプロセスを通じて生きることの意味を問う。人はあるがままになれば、自ずと心身は解放へと向かうのだ！
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