萌えキャラに見る現代
今や時代はゆるキャラから萌えキャラへと移行している。昔のオタクブームはもはやブームではなく、一見日常に完全に溶け込んでしまったかのように見える。
だが本当だろうか?いや違う。至る所でノイズを発している。
例えば、2014年、三重県志摩市は「碧志摩メグ」を公認キャラクターとした。しかし反対の署名運動が起き、市は公認を取り消した。地元の海女達から表現が過度に性的という声が上がったのだ。
頬を赤らめた笑顔、不自然な着物のひだ、はだけた足。確かにアダルトコミック風の表現で「エロ」を連想させる。
本来、広告は見る者の感情を揺さぶるものでなくてはならず、性的なニュアンスを含むものもその手法の一つだった。だが時代は変わり、男性目線の広告術は完全に女性の反感を買う。
今は昔。小川ローザ主演のOh! モーレツのCMも現代社会では通用しない。オタクが一般化したのは時代の変化だが、エロはむしろ表面化を拒まれ個人的嗜好へと深く内向していると見るべきだろう。
⭐️ 本書を読めば、今の日本人の感覚がかなりヤバいことがわかる。男女格差が是正できているかどうかの調査でなんと先進国中、最下位!中国や韓国にも劣る。本当にこの国で女性は幸せに生きることができるのか?あなたにもそんな厳しい問題提起をする本!
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