日本人よ、欧州主導から逃れよ!

腹が立っている。全仏オープンで試合中にボールガールに球が当たった事を理由に大会サイドが加藤美唯選手に「失格」と判断を下した件である。ウクライナ戦争におけるNATOの対応といい、最近の欧州勢の傍若無人な態度は目に余る。これはアパレルのトレンドについても言える。
私は洋服が好きだ。洋服はその名の通り西洋から伝わった。しかし、そろそろ私たち日本人は日本人に合ったアパレルのトレンドを構築すべきと思う。
従来、アパレル製品の商品企画をする時は欧州のトレンドを基本に企画を組み立てる手法が主流だった。だがこれは顧客志向とはいえない。
欧州のトレンド情報は欧州の業界が市場を情報操作するために行っている。その背景には、世界市場は一つであり、市場は欧州のトレンドに従えというグローバリズム思想がある。
逆に顧客志向だとそれぞれの国や地域の顧客は多様であると考える。欧州のトレンド情報を押しつけるのではなく、実際の顧客の売上データや顧客の声を優先するのだ。
これを実現するには会社組織も変革が必要だ。これまではピラミッドのような三角構造だった。トップに社長、底辺に販売担当がいて顧客はその下。支配する者とされる者という構図。
しかし顧客志向の経営では、組織図は逆三角形になる。トップに顧客、その意見を販売担当が集め、商品企画に落としていく。最も下に経営者がいて、仕組みを支える。
見栄を張ることはファッションにとって重要だ。リッチで積極的な姿が魅力的に見えるし、社会的地位が高いという印象を皆、周囲に与えたいのだ。しかし、低成長時代になってくると見栄を張る事が愚かに見えてくる。ゴージャスなファッションは成金趣味として嫌われる。むしろ本物のお金持ちほど質素でシンプルな生活を好む。
ゴージャスなファッションはパーティーなど非日常的なシーンでこそ映える。ゴージャスで目立つのはエネルギーをこれでもかと周囲に発散しているイメージがある。これこそ従来の欧州のあり方だ。
ライフスタイルを大事にするファッションは、普段着が中心。非日常の生活にではなく日常生活にこだわる暮らし方。日常生活にこそ上質なベーシックアイテムを選ぶし、だからこそ自分の個性を表現できる。
今こそライフスタイルもファッションも、そしてスポーツも、欧州主導を逃れて、日本人らしい穏やかで優しく平和的な質素倹約の道を選びたい。
⭐️ 日本人らしいファッションということであれば、着物復活も選択肢としてあるのではないか。私自身、着物も浴衣も持っていて、時折楽しんでいる。それを現代生活に活用しようと思えば、当然手軽に扱えるものが求められる。そこでこちらの洗える着物。思いのほか高級感がある素材で着心地も良いらしい。帯を締めれば自分の中の日本人が目覚めはじめる。
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