羽毛布団のトリセツと思い込みの恐ろしさ
正月に羽根布団を新調した。結婚する時に購入したものだから、もう四半世紀以上も使っていた事になる。ゆえに生地のそこかしこから羽が飛び出して、私の寝室は掃除しても掃除してもまるで何か事件があった後の養鶏場のようになっていた。
新しい羽布団のその清々しいこと。生地は柔らかで丈夫な素材が使用されており、その軽さに驚いた。製品にはトリセツのタグが取り付けられていて、羽毛布団の特徴と使用法、手入れの仕方について書いてあった。
普段はそういったものを読むのは時間のムダとばかりにすぐに引きちぎってゴミ箱にポイする私だが、新春の落ち着いた心持ちの私はそのトリセツの一字一句を静かに噛み締めようにして読んでいった。そこである一文を目にした私は絶句した。
「羽毛布団と毛布を使用する場合、羽毛布団は身体の上に直接かけ、毛布は羽毛布団の上にかけて使用して下さい。羽毛布団を直接かけることで中のダウンが膨らみ、より暖かさは増します」
基本的に布団の中では全裸で寝る私だが、今までは、まず身体の上に毛布をかけ、その上に羽毛布団をかけてきた。それが常識だと長く思い込んでいた。最近、夜寒く感じるのも羽毛が古くなって保温力が落ちたせいだと思っていた。ところが、使用法そのものがすでに間違っていたのだ。
その夜、トリセツに書かれてある通りの順序で布団をかけて眠ったそのなんと暖かなこと!以前の布団の1/2の重量なのに暖かさは約2倍だ。
思い込みと無知は恐ろしい。今までの長年の過ちを取り戻すべく、新しい羽毛布団は正しく活用したい。それにしてもトリセツは必ず読むべきだと痛感した。
⭐️ すでに新しい羽毛布団を手に入れた私ではあるが、今ならネットで購入という手もあったかと反省した。この商品は目下、楽天でNo.1の売上げを誇る羽毛布団。送料無料の上、7年間の保証つきというのは誠に素晴らしい。お試し期間ありの返品可能であったなら、あるいはこれを購入していたかもしれない。
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