負けも必然
できるだけ、全ては必然だと思って生きている。日本にはこんな言葉がある。「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」。
勝利には、相手の失敗によって転がり込んでくる偶然の勝ちがある。その勝利は自分の実力ではないのだから、ここで慢心してはいけないということだ。
逆に、敗北には偶然はないというのだ。負けた時、よくよく思い返してみれば、必ず自分の落ち度に気がつくものだ。だから、負けは負けとして素直に認め、それを糧にした先にこそ、気づきと成長はある。勝利して浮かれているヒマがあったら、敗北してじっくりとその理由を考えてみなさい、そういう意味の教訓である。
人間は、トントン拍子に成功する時ほど、自分の実力以外の複数の要因が重なり、それに運も味方して良い結果を出せるのだ。けれども、失敗した時は、かなりはっきりした原因がいくつもあってうまくいかなかったとわかるもの。
勝った時こそ、お陰様と思い、負けた時こそ、身から出たサビ、全ては必然と思いたい。そうすれば、人はいつまでも謙虚で無限に成長できる。
⭐️ 成功者というのは、必ずしもいつも忙しく動き回っているわけではない。これからの時代、成功するために必要なのは「スキマ」だと本書は言う。それは、心や時間の「ゆとり」であり、空間における「空きスペース」のこと。決して、イケイケで勝ちを取りに行く姿勢ではない。謙虚に心を鎮めてこそスキマは生まれる。これは、勝つは偶然、負けは必然の思想にも繋がる。
運を呼び込む! 成功している人のスキマの法則 [ 八木 龍平 ] 価格:1,540円 |
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