ロシアのヤバい情報統制

現在、ロシアの友人アーナと連絡が取れない状態が長く続いている。ロシア国内の情報統制の状況がかなりヤバいのだ。例えば、ロシア人が友人から届いたウクライナの現状に関する動画をSNSに投稿するだけで、何と禁錮15年の刑を食らう。罪状はフェイク情報を拡散した罪となる。実際に起きているありのままを投稿しただけで簡単に逮捕されてしまうのだ。

フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどのSNSも次々に規制がかかり、今では見れない状況になっている。しかしそんなロシア国内において唯一規制を免れているサービスがある。それYouTubeである。実はそれだけが禁止されていない。

しかし、ロシアではかつて反政府勢力によりプーチンの動画がYouTubeで暴露され、国民に隠していた彼の莫大な財産や宮殿が明かされてしまった過去があり、大規模なデモ活動が起こった。プーチンからすれば一刻も早く規制をしたいはず。しかし彼は規制しようとしない。それはなぜか？

その理由は、YouTubeを規制すると彼が恐れている「ある事」が起きるから。それについては次回お伝えしたい。

⭐️ ロシアという国の暗部を鋭くえぐる渾身の書。過去にロシアに関わる要人が多く毒殺により亡くなったのは知られるところだが、なんとクレムリンの片隅には、レーニンの時代からソ連・ロシアの最高権力者に代々受け継がれて来た「毒物研究室」があるのだ。時代が変わり、トップが変わろうとも手法は変わらない。時の権力に邪魔な人間は容赦なく殺されてしまうのだ。しかも、自然死に見せかけた毒殺という手段によって。それを明かした本書は、ロシア国内では発禁の書となった。読めばわかる。ロシアという国の恐るべきトップの思想が。