あの世に持っていける二つのもの
昔、人生の先輩からこう聞いた。
「人間にはね、死んであの世に持っていけるものが二つだけある。一つは、人に与えた喜び。もう一つは、人に与えた悲しみ」
生きている間に手に入れたどんな財産も、高級車も、豪邸も、社会的地位も、そしてこの自分自身の肉体も、あの世には持って行く事はできない。
しかし、知らず知らずに人の心に与えた喜びと悲しみの記憶はあの世に持っていけるというのだ。なぜなら、人の意識=魂は物質ではないがゆえ、滅する事がないからだ。
一度、人に与えてしまった悲しみは、取り消すことはできない。 だからこそ「今、ここ」からが大事になる。今、ここからの人生は、人を喜ばせる事を多く考え、それを実行する事こそ必要なのだ。
誰もが誰かを喜ばせようと思考し、その為に行動したなら、この世はそのまま天国になる。そして私たちの誰もが、この世やあの世に関係なく、至宝を手に入れる事になる。
きっと、天が私たちに望むのも、今生の私たちの使命も、人を喜ばせる事にあるんじゃないかな。
⭐️ 若い頃、チベット文化が色濃く残るインドのラダックを旅した。チベット仏教において最も尊ばれるものの一つに「歓喜仏」がある。これは、男性尊格が女尊(妃:配偶者)と性的結合に達した状態を表現した仏像であり、仏陀の境地を現している。私たち人間もまた「喜び」から生まれる。そのシンボルを眺めながら、喜びの行に励むもまた良し。
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