人と信頼関係を築くのに必要な二つの事
人と信頼関係を築くのに大切な事が二つある。一つは、寄り添う。そしてもう一つが、向き合う。これらは似てるけど違う。相手の経験や感情により使い分ける必要がある。
寄り添うのは、相手のそばにいて同じ方向を見る。人は誰かに寄り添ってもらえると安心して心が緩む。この時、気をつけるべきは自分が見てる風景と相手が見てる風景が違っていると気づいても黙っている事。
同じ風景ならそのまま寄り添うのも良いけど、違っていたら、寄り添うから向き合うに切り替える。向き合うのは、相手を正面にして受け止めようという気持ちが働く。
相手と自分の間にサイコロがあると仮定する。見てる面は同じではない。自分の面との違いを意識しながら、相手の面を教えてもらう感じ。相手の面がこうだと決めつけてはならない。
相手から教えてもらった情報で自分と似ている所があれば違和感を与えず少しずつ伝えていく。そして二人とも面は違えど同じサイコロを見ていたと気づいた時、信頼が出来上がる。
⭐️ 一度失った信頼を取り戻すには「技術」がいる。信頼研究で知られる心理学者が、その仕組みを二人の登場人物の軽妙な対話形式でやさしく解説する。読者は読んでいるうちに、いつの間にか人間の心のメカニズムと扱い方がすーっと心の中に沁み込んでくる。
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