ロシア・ウクライナ戦争で見えてきたEUの弱さ

2022.07.07
関心事
EU, ロシア, 戦争

戦争が思いのほか長引いておる。ここで見えてくるのが米欧のほころびだ。米欧がロシアをドル決済から追放したのに対抗してロシアは米国側にルーブルで石油ガス代金を払えと要求して対立状態が続いていたが、EUは先日、加盟国がロシアにルーブルで払っても対露制裁違反でないと決めた。

これはロシアの勝ちを意味する。これでEUの対露制裁は無意味になり、ロシアはEUを打ち負かした事になるからだ。

以前、ロシアのラブロフ外相が「米欧がロシアに対し、経済制裁など全面的な複合戦争を仕掛けてきている。ロシアは中国やインドと協力してこれを乗り越える」と表明した。複合戦争とはいい得て妙である。そもそもEUはロシアの石油ガスに依存しており、その輸入を短期間で止めることは不可能な事は開戦前からわかっていた。

もともと米国は、2014年から8年もかけて今回のウクライナ戦争の準備をしてロシアに侵攻させたのだから、米国がEUに石油ガスの輸入先をロシア以外に変えさせる準備の時間は十分あったはず。しかし、開戦前のEUの石油ガス備蓄増加は行われなかった。つまり、欧州はロシアとの複合戦争において負けは最初からわかっていたはず。

どうも今回の戦争、全てにおいてある種の「意図」のもとに行われている気がしてならない。

⭐️ いうまでもなくロシアを代表する酒といえば、「ウォッカ」であるが、その中でもロシア庶民がそう簡単にお目にかかれない逸品がこの「インペリアルゴールデンスノー」である。本場ロシアの魅力的な冬をイメージして作られた金粉入りウォッカで、ボトルの中で静かに舞い散る24カラットの金粉は、優しく降り積もるロシアの雪景色そのものだ。伝統的製法にのっとり精緻に造られている「最上のウォッカ」。ラドガ湖の純水を金のフィルターでろ過し、リンデンの密とエキスを加え、より一層まろやかな仕上がりになった。厳しい国家規格が設けられ、その中で全てにおいて最上級ランクであるスーパープレミアムウォッカである。今宵、こいつを味わいながら永遠の平和を祈りたい。