戦争は一大国際兵器見本市
戦争が思いのほか長引いている。イギリスはウクライナに軍隊を派遣し、最新兵器の操作方法をウクライナ兵士に教える学校を開設するそうだ。ネットニュースを見る限り、西側の欧米製兵器はロシアの旧式兵器に対してかなりの戦果を発揮している。
ロシアは今まで安価で低性能の兵器を、発展途上国及び中国に提供してきたが、ロシアの兵器を購入した国は、きっと欧米の兵器を持った国には敵わないと感じているのではないか。
いつだって戦争は国際的な兵器の見本市的な性質を持つ。今回の実戦により、欧米の最新兵器の人気は上がり、ロシア製を欲しがる国は減るのではないか。
共産党幹部はこれをどう見ているだろう?中国軍が使用する兵器の殆どはロシア製か、そのコピーなのだ。中国はロシア製兵器をロシアの許可なくコピーするゆえ、ロシアは怒ってエンジンなどの重要部品を中国に供給していないと聞く。
戦争が長引けば長引くほどに、ロシアは自国兵器の不完全性を世界に露呈する事になると思うのだが。多くの罪なき人民の命を奪うこんな見本市、早くやめにしてほしい。
⭐️ もうすでにお気づき方もいらっしゃるかと思うが、もはや今回の戦争は2国間だけの争いではない。何年も前から用意周到に計画されたものなのだ。なぜ停戦の機運が一瞬で消えてしまったのか?その他にも極めて不可解なことが多く、アメリカとNATOの対応の怪しさは誰の目にも明らかだ。本書はそんなアメリカについても言及している。
ウクライナ戦争における中国の対ロシア戦略 世界はどう変わるのか (PHP新書) [ 遠藤 誉 ] 価格:1,078円 |
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