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困った癖を直すには?

困った癖を直すには?

誰でも、困ったなぁと感じる癖の一つや二つはあるだろう。私の場合、なかなかモノが捨てられず、その上、さらに似たようなモノを買って増やしてしまう点だ。

人間の脳には「動物的な脳」と「人間的な脳」の二種類がある。無意識的な神経系=第一信号系は「動物的な脳」で、外からの刺激に、無意識的に「反射」が連鎖して行動をコントロールする。対して、意識的な神経系=第二信号系は「人間的な脳」で、思考、評価、判断、計画、予測、決断、実行する事で行動をコントロールする。

人が悪い癖や習慣をやめられないのは「意思の弱さ」よりも「条件反射」の問題である場合が多い。ゆえに、悪い癖や習慣という「条件反射」を制御しようと思うなら、1日20回×2週間の「くい打ち」を行うと良い。

くい打ちとは、問題行動の刺激となるものを意識しながら、それをやりたい気持ちになるのを感じつつ「私は今、〇〇をしない、大丈夫」と言葉に出して、独特のジェスチャーをするというもの。先のセリフを言いながら胸に手を当て、それを離しながら拳を作り、最後に親指を他の4本の指で包む。それをした後は20分実際に何もしない事により問題行動によって得られていた報酬を得ないという経験をひたすら重ねる。目標は1日20回。2週間後、その問題行動をしたいという欲求が驚く程減るらしい。私も試してみようと思っている。

 

  ⭐️ 何を隠そう今回日記でご紹介した「くい打ち」の考案者は本書の著者、小早川明子さんだ。彼女は「ストーカー」という概念さえ一般的でなかった頃、自身が5年にも及ぶストーカー被害に遭った経験から、ストーカー対策活動を開始。 「NPOヒューマニティ」を設立してストーカー行為の根本的な解決のため、加害者を「無害化」するためのカウンセリングや治療へと繋げた。そこで誕生したのが人間の「悪癖」を根本から解決する方法。本書も一読の価値あり!