巨木のならおと出会う
私には何人か、いや何本か、巨木の友達がいる。巨木を見つけては、それに名前をつけて友達として認定するのだ。そして時々、彼らに会いに行っては、抱きついてエネルギーを分けてもらったり、悩み事を聞いてもらったりする。すると、心の中がスッキリとリセットされて、また明日からがんばろうと思えるようになる。
昨日も新たに一本見つけた。白老のポロト湖周辺を妻と散策していたら、散策路の横に実に男っぷりの良いミズナラの巨木が聳え立っていた。樹齢300年は下らないのではないか?浦賀にペリーの黒船が来航する以前に、すでに誕生していたはずだ。
惚れぼれするようなフォルムのその木に、私は「ならお」と名付けた。木肌を覆う苔色がまた堪らなくすてきだ。周辺には水芭蕉も群生していて美しい白い花を咲かせていた。
長年の風雪に耐え、ならおがあの森にひっそりと生きている、その事実を思い出すだけで、心は安堵に満たされ、幸せな気持ちになる。そのように思える木を心に数本持っているだけで贅沢を感じる。
⭐️ いやはや、たかだか300年で驚いてちゃいけないのですな。本書には1000年を超える超巨木がずらりと大集合!!何だか人間の一生なんてちっぽけなものにも思えてまいります。生命というものについて改めて考える上で、本書は間違いなく貴重な教科書になります!
価格:2,970円 |
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