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上機嫌こそ最高の衣服

上機嫌こそ最高の衣服

人として生きるのだから、できるだけ最高の衣服を身につけたい。それはあの衣服。

普段何気なく使っている言葉には仏教由来のものが多い。「機嫌」もそうで、古くは戒律の名前だった。「譏嫌」と書き、譏は「そしる」、嫌は「きらう」という意味を持つ。

釈迦の時代、僧侶は修行に専念するため労働は禁止され、お布施に頼らねばならなかった。それゆえ釈迦は、常に僧侶が嫌われず、世間から尊敬される存在となるよう気を遣った。贅沢や悪事をしないのは勿論、禁酒やニラ・ニンニクなど臭いものを食べない事も戒めに含まれた。やがて、譏嫌は人の内心や思惑、様子を指す言葉となり、今の「機嫌」となった。

ブランドもので着飾るより上機嫌でいる方がどんなにか自分や周囲を幸せにする衣服となる事か。しかも一度身につければ一生取り出して着続けられる。

 

 

⭐️ 私たちが普段触れることの多い仏教の思想は、日本人の仏教思想家によって日本人向けにアレンジされたものがほとんどだ。仏教の教えの原点を探究したいと望まれるなら、機会があれば一度、本書をお読みになられることをお勧めする。過酷なインド亜大陸の風土の中、なぜあのような哲学・宗教が誕生するに至ったか、その理由が感覚的に掴めるはずである。