頭を良くするには？

記憶力にも色々あるが、最近「手続き記憶」なるものがあるのを知った。数字の語呂合わせをしたり、連想を用いるのではなく、自転車に乗れない人が乗れるよう練習する時に使う感覚に似ている。右に転びそうな時、ハンドルを右に5度切ったら倒れたけど10度切ったら転ばなかったみたいな記憶。

けれど状況はいつも同じではない。15度切った方がいい状況もある。そうした体験の積み重ねで、変化に臨機応変に対応できる能力が手続き記憶により培われる。頭が良いというのは単に記憶力が良いだけではダメで応用力が必要。手続き記憶を意識して本の内容を覚えると応用力がつくそうだ。要は体感覚を利用する。声に出す。書く。体を動かすなどが鉄板だ。

この力を養うには海馬と側頭葉で情報がやりとりされることが多くなければならない。それは眠って夢を見てる時。つまり頭を良くしようと思うなら、多いに声を出して読書し、たっぷり睡眠を取るという案外当たり前の事に帰結する。

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