バーチャルな水がヤバい!
- 2022.07.02
- Food 関心事
- バーチャルウォーター, 水不足, 輸入
日本は大量の水を海外から輸入していると言ったら、あなたは驚かれるだろうか?もちろん西日本なんかで夏に水不足になる事もあるにはあるが、それにしても高い山がいくつもあって雪解け水も豊富な日本が水輸入国である事実を知らない人はきっと多いと思う。
でも日本が様々な資源を外に頼っている事に異論はないだろう。では、なぜ日本が水の輸入大国かと言うと、「バーチャルな水」というものがあるからだ。
もちろん日本は、水そのものを大量に輸入してはいない。しかし、国産牛を育てる際、牛が食べている穀物飼料は全てオーストラリアやアメリカから輸入しているのだ。当然、栽培するには大量の水を使う。このような目に見えない所で間接的に使われる水を「バーチャルウォーター(仮想水)」というのだ。輸入大国日本はこれを間接的に使っている。穀物ばかりではない。そもそも輸入している牛肉や豚肉だが、これらの動物も水を飲む。
日本人は年間、約600億m3の水を使っているが、ほぼ同量の640億m3の水を輸入している。将来、世界人口が増えれば水も不足する。誰もが原油価格の高騰ばかりを気にするけど、水の値段が上がっていく事をもっと注視すべき。
私が暮らす北海道の水源が中国に爆買いされている背景にもこの問題があるのだから。
⭐️ もはや水戦争は想像上の話ではない!急激な人口増加に伴って、確実に飲める水は不足してゆく!豊富なデータをもとに、人類が今後どのようなかたちで「水」と向き合わねばならないかをシュミレーションする!
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