宇宙戦争は始まっている⑬〜人類移住計画
これから起こりうる3つのこと
今までお伝えしてきた『サード・ミレニアム』という本で繰り返し述べられている問題点を3つあげると、主に次のようになる。
①近い将来に地殻変動が起きて地球規模で環境がおかしくなる。そして最後は宇宙人の介入がある。
②人類は100年前に比べて6倍も水を使っており、人口が93億人になった場合、70億の人々が水不足に陥り、それが戦争の原因となる。
③太陽フレアが強くなったことにより、人類は火星と月に移住する計画がある。
太陽には大きな謎がある。太陽表面には周囲よりも温度が低いため黒く見える黒点があり、その数は11年周期で増減することが知られている。しかし、なぜそれが11年なのか、またそもそもなぜ周期があるのかは未だ分かってはいない。しかし、最近ではその周期がずいぶんと変化してきている。
太陽フレアと黒点の増減
新型コロナウイルスのパンデミックにより、地球温暖化への関心が世界的に低下しているが、地球全体の気候に大きな影響を与えかねない異変が次々に進行している。
『サード・ミレニアム』が書かれた当時は太陽活動の活発化が指摘されていたものの、2020年に入ってからは、100日以上、太陽の無黒点状態が続いた。黒点とは、太陽表面を観測した時に黒い点のように見える部分のことを指す。この部分も光を放っているが、周囲より弱い光なので黒く見える。黒点が生じていないということは太陽の活動が低調であることを意味する。
米国航空宇宙局(NASA)も、「ダルトン極小期と同じ状態になるのかもしれない」と懸念を表面している。ダルトン極小期とは、1790年から1830年まで続いた太陽活動が弱かった期間のことで、この期間には寒冷化現象が見られ、世界の平均気温は0.1度低下したといわれている。特に1816年は火山の噴火も重なって、極めて寒冷となり、夏のない年となったと伝えられる。このように2010年代に入り世界各地で異常気象による災害が相次いでいるのは確かである。日本では台風や大雨による被害が多発しているが、米国や欧州でも同様である。
現在の地球が氷河期に突入?
「現在の異常気象の常態化は、氷期に突入した兆しかもしれない」
立命館大学古気候学研究センター長の中川毅氏はこう指摘する。現在、一般的には温暖化が叫ばれる状況ではあるが、今まで地球の気候は氷河時代と、北極や南極を含めて地球上に氷床が存在しない温室時代を繰り返してきた。
氷河時代はさらに寒冷な氷期と比較的温暖な間氷期に分かれており、私たちは約4900万年前に始まった新生代氷河時代の中で1万1600年前に始まった間氷期のもとで暮らしている。
中川氏は、福井県の三方五湖の一つである水月湖に堆積する「年縞」と呼ばれる、何万年も前の出来事を年輪のように1年刻みで記録した地層をもとに10万年以上のスケールで過去の気候変動を分析してきた。それによれば、間氷期は温かいだけではなく気温の変化が少なく安定しているのに対して氷期は寒いだけでなく寒暖の差が激しく気候全体が不安定であることがわかっていることから、中川氏は「最近の異常気象の多発は地球が氷期に逆戻りする現象ではないか」と論じている。
中川氏はさらに「人類が温室効果ガスを放出することで、次の氷期を先延ばしにしているのかもしれないが、過去の間氷期に長さから勘案すると、地球はいつ氷期に戻ってもおかしくない」と警告を発している。
今後の飢饉の可能性
ほかにも「現在の太陽の無黒点状態が原因で、今後20年間、地球の気温が最大2度低下し、大規模な飢饉が起きる可能性がある」と警告を発する科学者も存在する。直近において、今後地球の気候が温暖化するのか、寒冷化するかは実際のところ定かではないが、私たちはこれまでとは異なる厳しい気候環境の下で暮らしていくことになるのは確かなことだ。
太陽の活動現象は、太陽の磁場と深く関係しており、磁場の11年変動にともない、黒点の出現数が増減するとともに、太陽フレアと呼ばれる太陽表面で起きる強力な爆発現象の発生数も変化する。その影響は太陽系全体に広がり、地球ではオーロラの発生数などにも変化が生じる。
以前、日本の総務省が、X10クラスという強力なフレアが2週間続く現象が発生した場合、携帯電話の不通・広域停電・GPSの精度低下などが起きる可能性を公表し、話題となった。Xクラスは太陽フレアで最大のカテゴリであり、数字は各クラスにおけるフレアの強さを示す。
前述したようにしばらくの間、弱まっていた太陽活動であるが、実は2023年の始まりとともに、太陽は再び活動的になり、表面全体に太陽黒点が広がり、記録史上最大級になる可能性のある周期に向けて増大すると一部の科学者は指摘している。
約11年の太陽周期の期間には、「ソーラーミニマム」と呼ばれる活動極小期から「ソーラーマキシマム」と呼ばれる活動極大期へと変化する。現在はソーラーマキシマムとなる第25太陽活動周期のピークが2024年あるいは2025年に起きると予測されており、2022年から2023年にかけては太陽のここ約10年間で理論上最も強力な期間となるらしい。
その証拠は今年に入ってすぐに、最強タイプの太陽フレアであるXフレアが3回発生した。それはここ数年で最も活動が活発だった2022年12月に続くものだった。X1クラスの太陽フレアが黒点から発生し、X線パルスおよび極紫外線放射を光速で太陽系に送り出し、その一部は地球に向けられた。
火星と月の隠された事情
確かに太陽の輝き自体で比べても、それは50年前の1000倍近いらしい。プラズマも2・3倍と格段に増えている。そこで人類は、地球以外に暮らせる星はないのかということで月や火星について調査した。公に発表されてはいないが、実は火星を調査したところ、知的生命体がいたらしい。しかも地底にも立派な都市があった。では肝心の火星がどのような姿形かというと、従来さまざまなメディアで描かれてきた「タコ」みたいな姿なのだという。
というよりも、実は今まで火星人を扱った映画そのものが、過去に火星に行った軍人が辞めた後に漏らした情報を基に作られたものらしい。そのため、火星人といえばお決まりのあの頭の大きなタコ星人が描かれているのだ。
さらに人類は月へも行っている。「月面着陸」といえば、誰もがは思い浮かべるのは、人類史上初の月面着陸とされるアメリカのアポロ11号だろう。それは船長ニール・アームストロングと月着陸船操縦士バズ・オルドリンが人類の大きな一歩を月に記したのだと。しかし、世界同時中継されたアポロ11号のあの月の映像は、スタジオで撮影されたものだと私は思っている。現に今、それを裏付けるさまざまな証言が当時の関係者から持ち上がっている。
が、しかし人類はあれ以前に実際に月に行ったらしい。けれども月には宇宙人がいたから戻ってきたというのだ。それでしかたなくハリウッドの指揮により地上にあるスタジオで撮影された。つまり、月にはすでに宇宙人がいて、人間は住めないということなのだ。
報道の表と裏
きっと40億円くらいの予算を捻出できれば、今でも実際宇宙に行くことは可能だろう。しかし太陽系のほかの惑星にはすでに先住民族がいるのだ。月にも月の住人がいるのだが、こちらから見える月の裏側に暮らしている。彼らは人間に近い姿をしているそうだが、太陽光線を浴びていないので顔色も青白いらしい。地球人と同じように人間のような姿をしてはいても、明らかにその性質は違うという。
漏れ伝わってくる情報によると、1963年にアメリカの特殊部隊がミッションを受けて月に行った。だがそれはロケットでもなければ、宇宙人のUFOでもなく、ヒトラー率いるナチスが作ったUFOで行ったのだ。つまり、当時すでにMade in Earth、地球製のUFOが1900年代には存在していたことになる。
スペースシャトル計画は現在すでに打ち切られている。当初は同じ機体を何度も繰り返し使用でき、低コストで宇宙飛行が行えるということでスタートしたが、結局はコストがかかりすぎるからという理由で中止となったとされる。しかし、4、50年前には、すでに陰の世界政府が、人間が乗れるUFOを製造し、それに乗って月まで行っていたのだ。
月のこちら側を調べたら誰もいなかったので、住めるかなと思ってアメリカの旗を立てた。ところが、その後で裏側を探索したところ驚いた。「お前たちは出ていけ!」と月の住民に追い出されたというのだ。ということは、もし仮に地球人が月や火星で暮らそうと思えば、それは宇宙戦争になる可能性がある。これが逆の立場だったら、地球に宇宙人がやって来るわけだから、これもやはり問題となるだろう。同じことだ。
懸念される地球の砂漠化
以上が『サード・ミレニアム』で指摘されたこれから起こりうる3つの問題点である。しかし、これらに加えてもう1つ忘れてはならない地球上の問題がある。それは「砂漠化現象」である。
この地球上で砂漠化が進行すると、農業や牧畜業など、食料の生産基盤が失われることになるので貧困がさらに加速することになる。 また都市への人口集中や難民の増加による社会全体への悪影響が拡大する恐れもあり、環境や資源、保健衛生、安全保障、社会経済など様々な領域に影響を及ぼし、問題を引き起こす。 これも大きな問題だ。
土地の劣化はアフリカやアジアをはじめ、世界中で発生している。世界の乾燥地域には約20億人、世界の人口の34.7%の人々が暮らしている。さらに乾燥地域の10%から20%はすでに砂漠化しているため、乾燥地域に住む人々の1%〜6%は砂漠化された地域に住んでいる。1991年のデータでは、アフリカは30%、アジアは36%砂漠化したが、今ではこれが45%を超えている。そして50%を超えると、気流や海流の流れが全部変わってしまうと指摘されている。では、なぜこんなに砂漠が大きくなったのか?
戦争が起こる原因
それは、人類が1970年代から石炭や石油を大量に燃やし、過剰に二酸化炭素を排出した結果かも知れない。しかし、それだけはないだろう。なぜなら砂漠化のスピードが異常に速いからである。これを積極的に進めている存在がいるとの見方もできるのだが、ある筋からの情報では、なんと火星人が地球の砂漠化に加担しているようなのだ。つまりは火星と似たような環境に地球を作り変えようとしているのではないかということだ。
戦争というのはいつの時代も、水不足や砂漠化、食糧危機などの環境問題から発生する。人類が月や火星に行ったところで、やはりそこにも先住民はいるわけで、人類はとりあえずはこの地球から脱出することはできない。もしかりに霊体になったり、肉体を有さずエネルギー体のみであったならそれも可能かも知れないが、この物質としての肉体を有する限り、どの宇宙空間においても必ず領土問題はついてまわるのだ。
⭐️ 本書は人類が火星にいかに接近するかを、6つの視点で豊富な写真やイラスト、専門家の意見を織り込みながら展開する。宇宙開発は確実に月・火星への人類居住へと向かっていることを示唆する内容。人類の冒険と探求に終わりはなく、それは永遠に続くと思わせる。が、しかし地球外生命体の存在及び関与の可能性について言及されない点に多少の不満は残る。
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