合掌の心
思わず有り難くて、自然と手のひらを合わせてしまう「合掌」。 年齢のせいなのか、或いは、単に神頼みしたいことがあるからなのか、 気がつけば、合掌していることが多い今日この頃の私。 ところで、合掌するにも「正しい流儀」があるのをご存知ですか? ■合掌は右手で迎えて左手で見送る■ 右手と左手にはそれぞれ意味があるのです。 次のようにイメージすると理解しやすいと思 […]
思わず有り難くて、自然と手のひらを合わせてしまう「合掌」。 年齢のせいなのか、或いは、単に神頼みしたいことがあるからなのか、 気がつけば、合掌していることが多い今日この頃の私。 ところで、合掌するにも「正しい流儀」があるのをご存知ですか? ■合掌は右手で迎えて左手で見送る■ 右手と左手にはそれぞれ意味があるのです。 次のようにイメージすると理解しやすいと思 […]
幸せって何でしょう? それは、一人一人が自分で感じて心の中に創り上げていくものです。 周囲の環境や人々に感謝し、できるだけモノゴトをポジティヴに捉え、やさしさと思いやりを持って他者と関わり、愛深い関係を育み、目標を持って取り組み、人生のささやかな喜びを味わう。 こんな日々の積み重ねから創り上げられていくのが幸せなのではないでしょうか? 幸せを自覚できる人は […]
古くから世界中で信じられていた生命観のひとつに「アニミズム」があります。 アニミズムとは、人間のみならず、山川草木、息とし生けるものにはすべて「アニマ」(=ラテン語で「生命」とか「霊魂」という意味)が宿るという考え方。 現在でも、アイヌ民族やアメリカインディアン、そしてオーストラリアのイヌイットなど先住民などの思想の根本には、すべてのものに霊魂が宿る、それゆえに人もモノも生きものも、 […]
宇宙生命論においては、3つの要素で私たちの生命体は成り立っていると考えます。 それは、「心」と「肉体」と「命」の3つです。 私たちの肉体のまわりには、大きさ直径2mほどの丸い「生命球体」があります。言ってみれば、大きなオーラのかたまりのようなもので、別名を「生命魂」といいます。 生命球体とは、「生体電磁場」のことであり、肉体を育て生かしている「命」です。ここから電流を流し、すべての臓 […]
今から約2500年前、古代ギリシアで哲学が生まれました。 哲学とは、あらゆるモノゴトの根本原理を追求する学問です。例えば、「物体の究極のカタチとはいったい何なのか?」とか、「いのちの本質は何なのか?」とかいったことをああでもないこうでもないと論議しながら、答えを見つけ出す学問なのです。 例えば、「心とカラダの関係について」多くの哲人の間で意見が交わされました。 当時の医師・ヒポクラテ […]
数年前に手にして、気に入った本に『宇宙生命論』という名の本があります。 これは、「未来地球研究所」なるユニットがチームを組んで上梓した本で、ナチュラルスピリットから出ています。 この編集チームには、有機農産物の販売に従事している方や産業カウンセラーをしている方、グラフィックデザイナーやミュージシャンなど様々な分野の方が関わっています。 何が書かれているかというと、今まで私たちが常識だ […]
年とともに衰えてしまう「記憶力」。 その記憶力を維持できる方法があるとしたなら、どんなにか良いだろう、そう思いませんか? 昔、友人の一人に、もの凄く記憶力の良い男がいたんです。 歴史の年号とか、世界各国の首都なんかを完璧なまでに覚えていて、試しに質問してみると、 ほぼ100%の確率で、正解を答えることができました。 そんな彼が、ある日、上手に記憶するコツと […]
ある調査によれば、人間は大小合わせれば、一日平均70回は不平不満を言う生き物だそうです。 不満とは、「あいつのせいで、これが失敗したんだ」とか、「あれがないからいつまでたっても幸せになれないんだ」とか思うこと。 「わたしが悪いから、こうなってしまったんだ」 こう思うのは、反省。原因が自分にあったと認められることを反省といいます。 世の中、不満ばかりこぼしていても問題が解決しないのは、 […]
春は出会いの季節です。ワクワクしますね。 ・・・けれど、最近、こんな質問を若い人たちから頂くことがあります。 「意中の人になかなか出会えない。出会ったとしても恋愛に発展しない。何かいい方法はありませんか?」 総務省の統計によれば、日本人の総人口は1億2581万5千人。(2010年調べ)うち、男性は6133万5千人、女性は6448万人で、女性の方がわずかに人 […]
樹木ほど、私たちの暮らしの身近にあって心をなごませ、生きものたちの住む環境を整備・調整してくれる存在もないのではないかと思います。 森は、そんな樹木たちの集まった「生命場」。 私たち人類も、そんな樹木たちの創り出した「場」を舞台として過去から現在まで文明という礎(いしずえ)を築くことができました。 しかし、そんな樹木たちの中にも、私たちの生命を脅かすほどの危険な性質を持った種が存在し […]
この世界に存在する物質の最小単位って何でしょう? モノを半分に分けて、それを半分に分けて、さらにまた半分に分けてと、繰り返していった先の、もうこれ以上は分けられないという究極の最小単位、それは一体何でしょう? ・・・それは「素粒子」です。 固体はもちろんのこと、液体だって、気体だって体と名のつくものはすべて、この素粒子という粒つぶが寄り集まってできています。 人も車も、 […]
爽やかな4月です。 これからの季節、楽しみなのが、麻=ヘンプの服を着ること。 正確に言うと、亜麻からとれた繊維をリネン。 大麻からとれた繊維をヘンプといいます。 私はどちらの麻も大好きです。 麻のシャツに麻のパンツ。 あのヒンヤリ、テローッとした感触がなんともいえず好きなのです。 手入れを怠ると、すぐシワになってしまう扱い辛さも逆に良いのです。 麻の服のア […]
この世の中を生きて行く上で、「お金」は大切です。 でも、なかなか稼げないという人も多いです。 そんな時、意識してみると良いのが「お金のブロック」を持っていないかどうかということ。 お金のブロックとは、簡単に言うと、 「お金を引き寄せる妨げとなっている思い込み」のことです。 このブロックがあると、新たにビジネスを行う上でも影響はとても大きい。 なかなか稼げないものなのです […]
タオイズムが好きです。 老子の思想は、一見難解そうでいて、その実シンプル。 けれど、その教えの中にユーモアや皮肉などを織り込んでいるため、 とても「あまのじゃく」に感じられたりもします。 例えば、こんな表現。 「知っていると思うのは、知らないやつで、 愚かな者ほど、宇宙の心に適っているとか、 大きくて、強くて、硬いものほど弱くて、 小さくて、弱くて、柔らかなものこそ、本 […]
長野県・伊那谷に暮らす仙人のような風貌の詩人がいます。 その名も「加島祥造」さん。 加島祥造さん 英米文学がご専門で、ある時出会った英文訳の老子の書『道徳経』をきっかけにタオイズムに傾倒し、英訳版『道徳経』をやさしく日本語に翻訳することをライフワークとされています。 難解でとっつき辛い印象の『道徳経』(老子の思想書)を、これほど […]
20代の頃、インド亜大陸を旅しました。 南インドにさしかかった時、地図の上に見つけたある町の名前が気になって、訪れてみたことがあります。そこは交通のアクセスが悪く、ローカルバスをいくつも乗り継いで行かねばならぬ辺ぴな場所でした。 Pondicherry と記されたその町はかつてフランスの植民地だった町。フランス語読みで「ポンディシェリ」地元の人たちは「ポンディチェリ」と発音します。可 […]
今から60年以上も昔の話です。 オランダに「ミリン・ダヨ」という名の男がいました。 男は、奇跡を見せる人物として世の名声を得ていました。 ここはヨーロッパの、とある都市の大ホール。会場いっぱいの観客が固唾をのんで見守るステージに現れたのは、上半身裸の男。 助手が金属製の剣を男の体に突き刺すと、不思議なことに一滴の血も滴ることなく、剣は体をするりと突き抜けます。しかし、男は痛がる様子も […]
春は、転勤引っ越しのシーズンでもあります。 こんな時期、友達や知り合いから、もう使わなくなった古い家具や衣類など頂くことがありませんか? そして、中には、なんだか持っていると心身がすっきりしない、なんていうものがあったりしませんか? モノには想いが宿ります。想いはエネルギーでもあります。あるモノを持っていてすっきりしないのは、昔使っていた人の想いがまだそのモノに残っているからかも知れ […]
人は誰でも、それぞれ固有のライフナンバーとライフカラーなるものを持って生まれてきます。 それらを意識し、大切に扱うことで、「福禄寿」=幸福に近づくことができるというお話をしました。今回はそれらの数字や色をいったいどうやって知ることができるのか、についてお伝えしたいと思います。 ■ライフナンバーとライフカラーの出し方■ まず、紙とペンを用意し、ご自分の生年月日を西暦で書い […]
七福神のメンバーの一人に福禄寿(ふくろくじゅ)という名のおじいさんがいるのをご存知ですか? 中国では春節になると、この福禄寿を描いた絵を飾ってお祝いします。 紀元前の中国に起こった「宇宙との調和を目指す生き方」がタオイズム。これは、不老長寿を求める道でもあり、老子や荘子の思想がそこに加わっています。 まだ20代の頃、タオイズムに出会った私は、その思想の面白さの虜になってしまい、一 […]
人の「無意識」というものは、強大な力を有しています。 私たちは、ふだん、この無意識を意識することはありません。 しかし、この無意識こそが、私たちを条件づけ、行動へと駆り立てるのです。 無意識の世界は、よく氷山にたとえられることがあります。 私たちが海面上に目にすることができるのは、全体のわずか1/7。 その海面下には、全体の実に6/7の巨大な氷の固まりが沈 […]
ふだん、何気なく私たちが使っている「宇宙」という言葉。 でも、いつ頃、どこで生まれた言葉だと思いますか? 昔、調べてみたことがあるんです。 そしたら、世界には様々な「宇宙」の呼び名があることがわかりました。 古代ギリシアの人々は、夜空の星を眺めて、その秩序ある美しさに深く感動し、 これを、Cosmosと名づけました。 コスモスはギリシア語を語源とする宇宙で […]
■軟酥の法で病気が消える■ ・・・前回からの続き、いよいよ<最終章>です。 「その軟酥の法とは、どのように行えば良いのですか?」 「ううむ。その軟酥の法とは・・・・」 白幽先生が、白隠禅師に語り始めます。 「まず始めに、酥(そ)というものを思い描くのじゃ」 「酥ですか・・・」 「酥じゃ。それは、牛の乳を煮詰めて作ったバターのようなものじゃ。良い香りのするもので、清い色をしておる。柔らかく、鴨の卵位 […]
*前回からの続きです。 禅病で生死の淵をさ迷っている弟子たちに、白隠禅師はこう語りかけます。 「私も若い頃、修行が過ぎて禅病にかかったことがある。しかし、どんな有名な医者でも私の病を治すことはできなかった。その時、京都・山城の国の山中に住むという仙人の話を聞き、彼に会って、ある秘密の健康法を聞き出したのだが、それを用いた結果、私の病はたちまち治ってしまった。」 「私はもう70歳を超えておるが、少し […]
■お江戸の時代のスーパースター■ 突然ですが、質問です。あなたは、もし道を歩いていて、すれ違った人に、「あなたの好きなお坊さんは誰ですか?」と尋ねられたなら、何と答えますか? 私なら迷いなく「白隠禅師(はくいんぜんじ)」と答えるでしょう。 それくらい、白隠禅師が好きなのです。禅師は私が最も尊敬する人物の一人です。 彼は、江戸中期、五代将軍・綱吉の時代に静岡県・原に生まれました。生まれつき記憶力に優 […]
「佐藤卓」さんというグラフィックデザイナーをご存知ですか? 「ロッテキシリトールガム」や「明治おいしい牛乳」など、次々にインパクトのあるパッケージデザインを手がけ、商品をヒットに結びつけてきた広告界のプリンスと呼ばれている方です。 佐藤卓さん 私は、数年前から彼の仕事や言動に注目してきました。それは、茨城県の干し芋の産地であるひたちなか市の生産者の依頼を受けて、佐藤さんが干し芋をさらに全国の人たち […]
「エシカル」という言葉をご存知ですか? Ethicalとは、「論理的な、道徳的な」という意味で、人や社会、自然環境に配慮したプロダクトのことを「エシカルなプロダクト」と呼びます。 オーガニックとか、リサイクルとか、フェアトレード、サスティナブルなんて言葉は皆さんも耳にしたことがおありだと思いますが、これらのものも大きな意味では「エシカルなプロダクト」ということができると思います。 こうしたエシカル […]
人の立ち位置が、見える世界のカタチを変えることがあります。 世界のカタチが変わって見えると、世界に対する認識が変わり、自分と世界とのつながりが、よりくっきりと見えてくることがあるのです。 かつて、宇宙からこの地球を眺めた人たちがいました。かれらがどんな気持ちでこの星を見つめ、何を感じたのか。 かれらの言葉には、今、この星が抱えている数えきれないほどの問題を、解決へと導くヒントにあふれているように思 […]
21世紀の今、私たち人類は、地上から宇宙へ、その生活空間を広げようとしています。スペースシャトル、国際宇宙ステーションの次には、再び月へ有人飛行し、月面基地を拠点にして火星へと進出してゆくかも知れません。 今世紀中に人類は、一体どこまでたどり着くのでしょうか?
ブログ生活を始めたのは今から2年前のことでした。 はじめは私が関わっているオーガニックカフェの宣伝のために記事を書いていました。ところがしだいに書いているうちに、自分の中で意識の変容とも言える変化が起こりました。 記事を書き始めると過去に自分の周囲で起こったさまざまな出来事が思い出され、つくづく人生とは、まるで「夢物語」のようなものだ、という気づきを得ました。過去に起こった出来事は記憶としては残っ […]