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四大元素を汚したのは誰だ?

四大元素を汚したのは誰だ?

 

古代ギリシャの哲学で提唱された世界を構成する四つの要素。 それは「風」「土」「水」「火」の四つを指す。このコンセプトは、後に錬金術など科学分野にも大きな影響を与え、現在でもファンタジーにとって必要不可欠な世界観の要素として用いられている。

これら四つは、別な言葉に置き換えれば「土壌」「海洋・河川」「エネルギー」「空気」と言える。地球上の全ての生物は、これらのうちどれか一つが欠けたとしても生きてゆくことはできない。しかし、私たち人類はこの四大元素を汚したいだけ汚してしまった。

18世紀の産業革命以降、有害物質を大量に排出する石炭、次いで石油を核とし、さらには原子力を用いてエネルギーを燃焼してきた。それによって排気ガスは酸性の硫黄酸化物を含んで空気を汚し、空から降る雨が酸性雨となる。

土壌には農薬や除草剤を大量に撒き、その半分は揮発して空気を汚し、半分は地下に浸透して地下水を汚してきた。農薬や除草剤には強酸性のものが多く、これらが土壌、空気、水を汚染し続け、地球の酸化を今なお加速している。

酸化とは、言わば「老化」であり、「錆び」だ。テクノロジーの発達が地球そのものを急速に錆びつかせている。

 

■酸化とは、酸素欠乏状態のこと■

本来、先にあげた四大元素は皆、中性の性質を持っていたはずだ。それが、人類が多くの酸性物質を大量に生み出してしまったことでバランスを大きく崩してしまった。

私たちは学生時代、鉄が錆びるのは鉄が酸素と結びつくことによって生じると教わった。しかし、以前、ある霊的な修行をしたマスターはそれが間違いだと指摘した。鉄に酸素が入ったから錆びるのではなく、鉄から酸素がなくなるから錆びるのだ、と。鉄が錆びる現象は、鉄から酸素が逃げて腐敗、老化へ向かうから錆びるのだ、と。

例えば、水を器に入れて時間をおけば腐る。それは、水分子が水蒸気となって蒸発し、その時、酸素が一緒に逃げていく。酸素を失った水は、生物同様生命力を失い、酸化して腐る。鉄を錆びないようにするには、表面に塗料を塗るが、それは塗料によって膜をつくり、酸素が外へと逃げなくするためであり、鉄が酸素に触れないようにするためなのだ。

冷蔵庫に食品を保存するのは、長持ちするからであるが、あれも温度を下げることによって蒸発して酸素が逃げるのを防いでいるからだ。ラップをするのもそう。理論上は、腐った水でもそこに再び酸素を供給してやれば水はもとのいきいきした水に戻るということになるが、実際にそれに類似した実験を過去に見た記憶がある。

 

■酸化がもたらした現在の環境変化■

いずれにしても、一部の嫌気性細菌を別とすれば、全ての生物は酸素なしでは生命を維ことができない。ところが人類は大切な土壌、空気、水を大量の酸性物質で酸化させてしまった。

人間の身体の70%は水だと言われるが、水がこの地球上をくまなく循環する性質を考えた場合、水を汚すことは、そのまま人間そのものを汚していることになる。ところが、農薬を田畑に撒いても問題にならないのに、人間に撒けば立派な犯罪になる。よく考えてみればおかしなことだ。

酸化の行先は、腐敗であるから、現在のように酸化された空気、水、そして土壌を介した食べ物を摂取している人間の身体も当然酸化するのは言うまでもない。それゆえ、次から次と新しい病気が世に誕生することとなる。

細胞が人間の体内で酸化したものが癌であり、体外で皮膚を通じて酸化したものがアトピーやアレルギー、種々の皮膚疾患だと考える。今やアトピーは先進国を中心に世界中に広がり、日本でもおなじみの皮膚疾患となってしまった。

 

■体内の水も酸化が進んでいる?■

赤ちゃんはお母さんのお腹の中の羊水と呼ばれる水の中で育まれるが、お母さんの羊水もひょっとして酸化しているとはいえまいか?添加物が大量に含まれたコーラやジュース、コーヒー、アルコール飲料、人工甘味料に、はたまたホルモン剤や抗生物質漬けの食肉など、現代の食品業界は酸性食品のオンパレードだ。

当然、水は循環するものだから、羊水とも繋がり、酸性に傾いた水の中で育った赤ちゃんもその影響を受けないわけはないと思われる。

以前ネットで、厚生労働省による「健やか親子21」を取り巻く現状等についての資料を調べてみたのだが、今までお伝えしてきたことを裏付ける調査結果に愕然とした。

その中に記載されている「日本の全出生数中の低出生体重児(未熟児)の割合の推移」という資料では、昭和50年に出生数 約190万人中、2,500g未満(未熟児)の割合が 5.1%だったのに対し、平成24年には出生数 約104万人中、 2,500g未満(未熟児)の割合が 9.6%と37年間で約2倍に増えている。

また、「1~4歳未満の乳幼児における死亡原因」の資料では、昭和35年には原因の1位を占めていたのが「不慮の事故」であるのに対し、平成12年からは「先天奇形、変形及び 染色体異常」が原因の2位にチャートインし、平成22年からはそれまで1位だった不慮の事故を抜いて1位となっている。

*厚生労働省による「健やか親子21」を取り巻く現状等についての資料https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000033818.pdf

 

■好気性菌と嫌気性菌■

また、問題は水だけではない。私たち人間は呼吸を通じて空気から酸素を取り込んでいる。この空気中には無数の菌がいて、私たちはこの菌を空気とともに吸い込んでいる。この菌は「好気性菌」と呼ばれるもので、酸素を好み、体内に大量の酸素を持っている。私たちが吸収している酸素とは、実はこの好気性菌の持っている酸素なのだ。

通常、呼吸をして吸い込んだ空気は肺までしか入らない。私たちの体内はほとんど水分だけの世界だから。それゆえ体内の細胞が吸収できる酸素とは、水に溶けた状態の酸素ということになる。これが水中にいる好気性菌が持っている酸素なのだ。だから私たちは呼吸を通じて空気から酸素を取り込むと同時に、好気性菌の助けを借りて水分からも酸素を補給している。これが呼吸の真実の姿なのだ。

バクテリアのような菌類は、大きく二つに分けられる。主に吸気中に存在し酸素の好きな好気性菌と、主に土壌の中に存在し水素の好きな嫌気性菌だ。好気性菌は酸素を持っているから酸性を示し、嫌気性菌は水素を持っているからアルカリ性を示す。実はこれが生物の生命活動に深く関与することになるのだ。

 

■生命エネルギーが発生する仕組みとは?■

私たち人間をはじめ、あらゆる動植物の細胞内部には核酸と呼ばれるものがある。ここには好気性菌が多く存在し、その周辺には嫌気性菌が多く存在する。これらの菌の酸とアルカリとの化学反応によってイオン化現象が起こり、これが電気エネルギーを発生させる。

この時、菌が持っているミネラル成分が触媒となって、細胞のイオン化現象を活発化させる。ゆえに細胞は酸とアルカリの化学反応によるバッテリーとして働き、エネルギーを発生させ、生物の生命活動を土台から支えているのだ。

通常、電気はプラスとマイナスの二極がバランス良く作用してはじめて電気エネルギーを発生させるが、酸とアルカリもバランスが悪い場合はその発電作用がうまく働かない。

酸化現象とは核酸の酸素不足をもたらすため、好気性菌の数も不足する。それではバッテリーもうまく働かなくなるというわけだ。人間においてはこれが生命エネルギーを低下させ、免疫力や自然治癒力を弱くしてしまうおおもとの原因となってしまう。毎年のように世界中で新たな疾病が繰り返して発生してくるその背後には、この酸化の問題が大きく存在するのだ。

地球上の大切な四大元素を汚してしまった人類は、現在、その罪を刈り取っている最中といえるのかもしれない。

 

 

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