時間を区切ると福が来る

世に成功している人は数あれど、そうした方々に共通するあるキーワードというものがあります。
それは、「オン」と「オフ」をはっきり分けて自分のために休日を上手に使っているということ。
一般には、成功している人というのは、仕事熱心で土日も関係なく働きづめだと思っている人のほうが多いでしょう。しかし、現実はさにあらず。
私の周囲を見回してみても、成功している人ほど、たくさんの趣味を持っていてそれを楽しんでいたり、家族や友達との時間を大切にしていたり、人生を十分に味わっているように見える人ばかり。あまりあくせく働いているふうには見えないのです。
男性は、とかく働くことが美徳であるかのように捉えて、休みもなく働きすぎる人が多い。しかし、これは本当は間違いなんじゃないかと思うのです。
例えば、風水的に見ると、「区切りのない時間を過ごせば、時の運を逃す」という教えがあります。時の運とはチャンスのことです。
働いてばかりの「時」を過ごしている人というのは、自分自身の「時」に変化がないばかりか、時間そのものに追われてしまいがち。
チャンスは、「変化」というものがあってはじめてもたらされるもの。ゆえに「変化なき時を過ごすものにもたらされる運気なし」
たとえどんなに忙しくしていたとしても、せめて週に一日くらいは自分のために時間をとるように心がけることでチャンスに強い自分を創ることができるのです。
そんな時は、仕事のことなど考えず、頭の中をまっさらにして、好きなことに没頭しながら自分自身をリセットする時間をもつことです。
また、休日こそは、誰かのためにではなく、あくまでも自分自身のために過ごす時間にすることが大切。なんせ、自分が自分自身の人生の主人公なのですから。
「でも、家族を持っていると、なかなかそうはいかないでしょう」
そうおっしゃる気持ちも分かります。でも、無理と言っていたら、この人生、どこまでいっても無理なんです。自分の行くべき道は自分で決めなきゃね。
だから、たとえ1日が無理でも、それが難しいなら半日、半日が無理というなら、せめて1時間だけでも、一人の時間を持つようにしましょうよ。それが、人生の主人公であるところの自分を満たし、喜ばせることに繋がるのです。
で、どうしても家族や友達と一緒に過ごさねばならない時間があるとしたら、その時は「その時間をどれだけ心から楽しんで過ごせるか」が運気アップのポイントになります。
どうせ過ごさなくてはならない時間ならば、自分が満たされ、喜べる時間に変えてしまおうという考え方そのものが新しい運気を生み出し、ツキを呼び込んでくれるのです。
どう見ても楽しんで仕事をしていない、疲れきった顔をした男性を見かけるにつれ、「一体この人は何のために働いているのだろう?」と首をかしげたくなります。
そんな人たちは一様に「だって、働かないと仕方ないでしょ」と言います。
はたして、仕方なく働いている人に「成功の女神」は微笑んでくれるでしょうか?
女神だって、そんなに奇特な性格じゃないですよね。
そんな気持ちで働いているのは、きっと心もカラダもしっかり休めていないから。そんな時こそ、しっかり思いっきり休んで、時間にメリハリつけてリセットするに限ります。
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遊ぶお金がないのなら、散歩だって楽しいじゃありませんか。そうやって、オンとオフとをしっかり分け、時間に「区切り」を創るのです。
また、休日だけでなく、毎日の仕事の時間の中にだって「区切り」を創ることは可能です。
例えば、1時間のうち、5分だけは自分の時間をとって、目を閉じ、心静かに瞑想するとか。席を立って、少し歩いてみるのも良いでしょう。このたった5分の短い時間の区切りが、次の1時間のための大きな活力となるのです。
つまりは、時間の繋がりの中に必ず自分のための「主体的な時間」を盛り込んでいくということなのです。これこそが、時間に追われず、時間を従えて主体的に自分の人生を生きることになります。
案外、成功の極意とは、大げさなことでなく、自分の手の届くところにさりげなく在るような気がする今日この頃です。
★人生の成功は努力ではない。それは「運なんです」。そう言い切る五木大先生。私も40代後半にさしかかり、そんな気がしてきた夏の昼下がり。
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