札幌・福住 CS60ヒーリングサロンnoahnoah

亀とアニマルヒーリング

亀とアニマルヒーリング

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わが家には一匹のカメがいます。

全長20センチはあろうかと思われるオスのクサガメです。

 

もうすぐ19歳になる長男が中学生だった頃、

カメを飼っていた担任が、ある事情から飼えなくなり、

「誰か私の代わりに飼ってくれる人はいませんか?」と

飼い主を募集した際、しーんと静まり返ったクラスで

一人手を挙げたのが、うちの長男なのでした。

 

カメはそれほど自分の存在を強く主張しません。

それゆえ、時々驚かされることになります。

 

誰もいないはずの息子の部屋から

突然、「ガラガラ、ガッターン」と瀬戸ものをひっくり返したような音がして、

泥棒が入ったかと思っておそるおそる部屋に入れど、人の気配なし。

 

これは、もしやポルターガイスト現象かと思い、

「知り合いの霊能者に相談!」と電話器のプッシュボタンに指を触れた瞬間、

水槽の中のカメがひっくり返っているのに気がついたり、

 

深夜に誰もいるはずのない息子の勉強部屋で、

妻が何やら人と話をしているのに気がつき、

不審に思い、部屋を覗けど妻以外に人の気配なし。

 

妻はまさか、どこぞの幽霊と会話できる能力を

いつのまにやら有したか? と思いきや、

その相手は水槽の中のカメさんだった。

こんな風に、過去に驚かされた出来事は数知れず・・・

 

そんなわけでわが家はたった1匹のカメさんがペットなわけですが、

この頃、ようやく私も慣れてきて、

時々、彼を眺めていると、そのやさしげな表情に、

いつの間にかこちらの心も和んでいることに気がつきました。

 

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■ペットが人間の病を引き受ける■

ペットというのは不思議な存在です。

私の周囲にもペットを飼っている人は多く、

ペットにまつわる興味深い話をしてくれることがあります。

 

例えば、ペットの病気は、その飼い主さんの病気が原因という話。

人間と暮らすペットたちは、私たち人間のように「家族」を

「自分」と「自分以外の人間」という風に分けてとらえないそうです。

 

ペットは、自分のことを「家族の一部」と思っています。

「一員」ではなく「一部」です。

「一員」は「自分という小さな個」であり、

「一部」は「ひとつの大きな全体の部分」です。

 

ペットたちにとって一番大切なものは家族全体。

だから家族全体のバランスが崩れると、自ら病気を引き受けるのです。

 

ガンにかかっている家族がいると、

いつの間にかペットがガンになります。

 

例えば、お母さんがガンにかかっているとして、

ペットがいるとお母さんのガンは、

何もしないのにやがて良くなります。

 

しばらくすると、ペットはお母さんのガンを引き受け、

ガンになって身代わりで亡くなります。

ペットが亡くなると、お母さんのガンが再発します。

 

「家族思いのペットの身代わり死は、高い確率で起こっている」

以前、ある人はそう言いました。

 

動物は、その本能で人間の病気がわかるそうです。

家族思いのペットたちは、言葉に出して言わないけれど、

大切な家族の病気を自ら引き受け、

自分の命を犠牲にして家族を助けようとしているのです。

 

「愛する大切なペットに、少しでも長生きしてもらいたい」

飼い主はきっと誰もがそう思っていることでしょう。

 

けれど、そのためにはまず第一に、

飼い主である自分自身が

健康で幸せな状態でいなければなりません。

 

そういえば、カメさんがうちにやって来てから7年になるのですが、

5人の家族みんな、誰一人病気にかかって病院のお世話になることなく

元気に過ごせています。

 

水槽の中で眠たそうにひなたぼっこしている

わが家のクサガメさんを眺めながら、

私は思わず合掌。

 

生きものは、目に見えずとも

互いにエネルギーレベルで交流しているもの。

 

クサガメの寿命は長く、40年近く生きるものもあります。

カメさんのためにも、私自身が元気で長生きしなければ。

 

きっと、そう思うこと自体が、私にとって、

健康に生きるための「アニマルヒーリング」

そんな風に思っています。

 

 

 

★動物と飼い主の深いパートナーシップ。ペットが癒されていくとき、飼い主もまた同時に癒される。そして飼い主自身が癒されていくと動物もまた癒される。動物の心理、栄養学、食餌の与え方、トラウマや病気や怪我のヒーリング法から、その死の受け入れまでを解説。イギリスで活躍するアニマルヒーラーによる本格アニマル・ヒーリングの書。

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