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ホピの予言

ホピの予言

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アメリカ大陸に太古の昔から住み着いているネイティブインディアンの中に、「平和の民」として知られるホピ族がいます。

アリゾナ北東部の大地にひときわ高くそびえるブラック・メサが彼らの聖地です。

ホピ族は、人口にして1万人足らずの少数民族ですが、その歴史はたいへん古く、壮大です。

彼らが伝える歴史によれば、人類は今までに4つの世界を体験してきて、第1の世界は火、第2の世界は氷、第3の世界は洪水によって滅びたとされています。

ホピの長老によると、4つの世界とは次の通り。

 

■長老の語る4つの世界■

第1の世界:
地球のありとあらゆる恵みをうけて、人々は幸せに、そして全ての動物、植物達と共存していた。 しかし、一部の人々が富の私有化を行い、それが蔓延していった。創造主はこの事態に怒り、世界のありとあらゆる場所の火山を噴火させて、地球上を火の海としてしまった。

 

第2の世界:
同じように、人々が増え始め、利己主義がはびこるようになり、創造主は地軸を傾けて、世界を氷河期に一変させてしまった。

 

第3の世界:
現代と同じように科学技術が発達、そして民は武器を持つようになった。空を瞬時に飛ぶ「飛行体」も発明していた。この時代が、アトランティスとムー大陸の時代であったと思わる。そして、世界大戦へとエスカレートして、創造主によって「大洪水」が起こされ、大陸が海中へと沈んでしまった。 一部の民が、大きな「箱舟」を作り生き延びた。

 

第4の世界:
我々の生きているこの時代が第4番の文明世界。今の文明は、物質(物、お金、財産等々)が唯一という価値観に囚われており、やはり創造主によって「リセット」される次期が近づいている。
・・・現在、私たちが暮らすこの世界は、その後に登場した第4の世界というわけです。
第3の世界を襲った洪水を地下に逃れて生き延びたインディアンの祖先は、創造神の補佐役のクモ女に案内され、シパプと呼ばれるグランドキャニオンにある出口から地上へ出てきて、そこで後にホピの救世主となるマサウに出会います。

マサウは彼らが永住の地を与えられるその日まで、大陸をくまなく大移動するように命じ、全員を4つの集団に分けて東西南北へ旅するように指示しました。

その後、人々は星に導かれるようにして大移動を始めます。多くの民が旅に疲れ、途中で脱落し、その土地その土地に住み着いてしまう中で、マサウの命令を守り抜き、移動を続けた種族がたったひとつだけありました。

それがホピ族なのです。

ホピ族はやがて最終目的地ブラックメへとたどり着き、救世主マサウと再会し、世界が終わりを迎えるまで、この場所を地球の中心として守りぬく契約を結びます。

この時、マサウは彼らに「平和の民」という称号と「地球のバランスを保つ」という役割を与えました。

それから900年以上もの長きにわたり、ホピの人々はこの大地から一歩も出たことはなく、マサウの教えに従い、厳しいアリゾナの自然環境の中で、生き抜いてきたのです。

昔のホピの長老は、今の第4の世界(現代)で起こるであろう事柄を後世に伝えました。

 

■長老の語った予言■

石の川の上を馬の馬車のいない馬車が走り回るだろう。

これは、「アスファルトの道路の上を自動車が走り回るだろう」と解釈できます。

 

動く鉄の家が鉄の蛇の上を走るだろう。

これは、「列車が線路の上を走るだろう」と、

 

空の上を飛ぶ乗り物が飛び回り、張り巡らされたクモの糸を使って遠くの人と話し合い、何もない空間を使って言葉を伝え合うだろう。

これは、「空路を飛行機が飛び回り、張り巡らされた電話線を使って遠くにいる人と通話し、インターネットを使って情報を交換し合うだろう」と、

 

兄弟は月にはしごをかける時が来る。

これは、「人類は月に到達する時が来る」と、

いずれもこのように解釈することができ、長老の言い伝えはその後、時代を経て、ことごとく現実のものとなっているのです。また、長老の予言には次のような内容が含まれます。

 

「ここは(ブラック・メサ)、アメリカ大陸の背骨であり、ヒマラヤなどと同じ様に、地球の自然エネルギーの震源で、もしここが破壊されたら、全地球的な規模で変動が起きる」

 

ホピ族は先祖代々、とうもろこしを栽培し、そこに暮らしてきました。なぜならば、そこに守らなければならない大切なものが埋まっていたからです。

そのホピ族が守ってきたものとは一体何か?

「この地面には、使い方によっては人類を滅亡してしまうものが埋まっている。人類がこれを争いではなく平和に利用することが出来るようになる日まで、この場所に留まり、これらのものを守っていくように望む。また、空から灰のびっしり詰まったひょうたんが降ってきたら、ホピ族に伝わる予言を広く世界に伝えるように望む」

ところが、アメリカ政府はこの地下にウラニウムの鉱脈があることを発見して、ホピ族を騙し、採掘を始めてしまいます。その結果、起こったのが第二次世界大戦、そして、広島・長崎への原爆投下。ホピ族の長老たちは、伝承にあった「ひょうたん」が降り、日本の多くの民が死んだこと、またそのひょうたんの中身が自分たちの聖地から掘り出されたものだったと知り、国連などで予言を発表しようとします。

ホピ族の長老たちが伝えたいこと、それは、このまま行くと世界が滅亡してしまう、平和に生きる道を選ぼうと言うメッセージです。

彼らは、ある「信条」を大切にしながら質素な暮らしを営む人たちです。

 

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■ホピ族の5つの信条■

①母なる大地を大切にせよ、そうすれば大地もあなたを大切にしてくれる。

②兄弟を大切にせよ。

③必要なものは取れ、しかし必要以上に取るな。

④持てるものを分かち合え。

⑤宇宙の根元である霊に感謝を捧げよ。

 

これらは、とてもシンプルでありながら力強く、人間が人間らしく生きる根本に必要なものばかりです。しかし、私たち現代人の多くはそのことを忘れてしまっています。こうした信条を忘れたふるまいの先にある物質的繁栄が決して長く続くとは思えません。

ホピの長老たちの声に耳を傾け、人類全体が意識を変え、方向性を変える時期にきているのは明らかです。今がその大切な時。

極東の島国の、北の小都市に暮らす私も、時折、長老の言葉を思い出しては、自分の意識や暮らし方を修正しながら、彼らの考えに少しでも沿えるような人間になりたいと希求しています。

 

ホピの予言は悲観的な事柄ばかりではありません。彼らは、大きな転換期を迎えた後に訪れる第5の世界をも描写しています。

最後に私の最も好きな一文をお伝えし、この章を締めくくりたいと思います。

 

「時の終わりとともに、新しい時が来る。新しい時の始まりとともに世界は平和に向かって開花する。人類はあなたがたの知らない物質を身につけ、あなたがたの知識を超えた方法で旅をする。彼らの顔から恐怖と苦しみがぬぐわれる。人類はもはや生け贄(にえ)を必要とせず、子供じみた戦争を脱している。あなたがたは今や目的地に至り、学びの黄金時代を歩むのだ」

 

 

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