合掌の心
思わず有り難くて、自然と手のひらを合わせてしまう「合掌」。
年齢のせいなのか、或いは、単に神頼みしたいことがあるからなのか、
気がつけば、合掌していることが多い今日この頃の私。
ところで、合掌するにも「正しい流儀」があるのをご存知ですか?
右手と左手にはそれぞれ意味があるのです。
次のようにイメージすると理解しやすいと思うのですが、
あなたはお参りに行って、墓石の前に立ちます。
すると、右側からご先祖様が出てきたとします。
その時、あなたは右手でご先祖様を迎える。
そして、左手でご先祖様をもとの場所へと戻す。
しかし、いつもご先祖様には守っていてほしいので、右手と左手を合わせて
「帰らないで守っていて下さいね」とお願いします。
実は、これが合掌の意味なのです。
両手の合わせ方は、指先を軽く組み合わせます。
この時、手のひらはぴったり合わせずに真ん中に少し空間を空けます。
このスペースは、自分の気持ちをそこに注ぎ込めるようにとの意味があります。
左右の親指同士はぴったりとくっつけましょう。
左右二本の親指は、「自分」と「ご先祖様」を表しているのです。
「ご先祖様と自分、その結びつきが離れませんように」という思いがこもります。
かしわ手を打つ時にも実は流儀があります。
まずは、しっかりとパンパンと二度、歯切れの良い澄んだ音を出すよう心がけます。
この音があなたの周囲の邪気をはらってくれることになるのです。
そして、打ったら、その都度、右手で左手の上を時計周りにゆっくりと回転させます。
左手を鏡と捉え、その鏡を磨くように意識して行います。こうすれば、内面の集中力がアップします。
★合掌の心は、み仏の心。気持ちが静まり、深いところから安堵する喜びが湧いて来ます。
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