食の革命②〜自然はどのようにしてできたか?

マクロビオティック

そもそも地球上の生物はどのようにして生まれてきたのでしょう?

その発生史について調べてみると、地球誕生の歴史の中でも、後半、つい最近登場してきたのが真っ赤な血液を有した哺乳動物であり、その中でも最も新しく登場したのが私たち人間ということになります。では、動物が出現する前の地球にはいったい何があったのでしょう?

生命は水から生まれた

考古学的に見ても、また地球物理学の観点から見ても、45億年ほど前までの地球は水のかたまりだったことがわかります。地球は太陽系の星の中で唯一、生命が存在する星といわれていますが、地球ではじめての生命は約35億年前に海の中で誕生しました。やがてバクテリアがあらわれ、太陽光をエネルギーに光合成して酸素を出すようになりました。

こうして大気中に酸素が蓄えられ、生き物が住める環境が次第に整っていったのです。その最初はプランクトン、次いで水ゴケです。そして、この水ゴケが多細胞へと変化していったのが、海藻です。

一方、水のかたまりだった地球は、中心のほうが凝集して固体となり、それが浮上して陸地となったのです。 すると、水の中のコケは陸へ上がって陸ゴケとなり、地球の時間的な変化にともなって多細胞化しながらシダ類に変わっていきました。これが約4億年前のこと。

続いて昆虫や両生類が陸に上がりました。そして、このシダ類が繁茂していた時期、それを食べていた地球上の動物が、あの巨大な爬虫類である恐竜なのです。 約500万年前にわたしたちの祖先である人類が登場しました。

エネルギーのつくり方はそれぞれに

植物も動物も、生命あるものに共通するのは、皆エネルギーをもってるということです。植物は光合成によって、動物は植物やほかの動物を食べて、からだの中でエネルギーをつくり出しています。わたしたち人間も、ごはんや肉、魚などを食べ、からだの中で燃やしてエネルギーにしているのです。

シダ類は、胞子で自分のコピーをつくっていく下等な植物です。 しかも、当時のシダ類ときたら、ツクシのような形状でありながらも、その大きさは電柱ほどもあり、マクロビオティックの観点から見ると非常に陰性な植物であったといえます。

それを主食とした動物があの巨大な恐竜だったというわけです。現存する化石としては、何と80トンもある恐竜の骨も発掘されています。このように、動物が誕生する前には、まず植物である草が生まれたのです。 では、その草はいったいどこから生まれてきたのでしょうか?

すべての元をたどれば

草がどこから生まれてきたのか?元をたどれば、当然そこには、まずたっぷりと栄養豊かな土を含んだ大地があったと考えられます。 この時点で水と土(=陸)ができていたわけです。

まるで電柱みたいに大きなツクシは地球に氷河期が襲ってっ来た頃、バタバタと倒れて、それ以降、地球上の植物は逆には小さなものへと変化していったのです。代わりに今度は、めしべ、おしべという要素に分かれて、それ同士が結合して種子を作るという、さらに1段階進化した高等植物が現れます。

現在の地球上に存在し、私たちが見ることのできる植物を食べるようになると、動物もさらに進化し、爬虫類から哺乳類へと変化しますが、もとはといえば、動物の進化は植物の進化に準じて起こり、植物の進化は土の成分によって起こったといえます。その土が何からできているかといえば、それは種々の元素からできています。

植物の葉の緑色はクロロフィル(=葉緑素)であり、動物の血液の赤色はヘモグロビンに由来します。 ではそれらの元素は、 いったい何からできたのでしょうか?

次回はその元素のふるさとについて考えてみたいと思います。

 

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