思い立ったら玄米を食べよう

マクロビオティック

すでに玄米が健康に良い穀物として日本でも市民権を得たように感じています。白い食品を食べ続けると栄養不足になるという考えも少しづつ浸透してきました。昔から玄米を主食として育てられてきた私にとって、それはとても嬉しいことです。今でも1日2食を心がけ、そのうち1食は玄米を主食としています。

栄養学的にみて、白米、白いパン、精白された小麦粉を原料にした麺類は、ビタミンやミネラルなど炭水化物以外の栄養素や食物せんいに欠けています。 いってみれば、カロリー以外は空っぽな食品なわけです。確かにこれらの食品は皆、あまり噛まずに食べられて味覚的にも美味しいものです。私も食べないわけではありません。しかしその一方で玄米や胚芽パンなど可能な限り精製していない穀物も食べるようにしてバランスをとっています。

というのも前述した白い食品は、消化・吸収という栄養摂取の作業を行なうのに必要な栄養素が精製する過程で失われているため、作業をこなすための栄養をからだに蓄積されている分から奪ってこなければなりません。なのでこうした食品を常用していると、栄養素が慢性的に不足し、からだはさらにこうした栄養を求めて必要以上に摂取し、結果、肥満という悲しい結末に至ります。食物せんいの不足。それは実に由々しき問題でなのです。

完全穀物はこんなに良いことがある

そこで最近では玄米をはじめとした精製されていない穀類、いわば「完全穀物」から食物せんいを豊富に取ることが奨励されるようになってきたわけですが、それらを摂取すると実際何に良いのか?あげてみると次のようになります。

<完全穀物を摂取して得られるメリット7つ>

①便秘予防。

②腸内の有用菌を増やすと同時に悪玉菌を防ぎ、腸内を健康に保つ。

③大腸ガンの予防。

④さまざまなビタミンや天然の抗生物質の製造。

⑤ コレステロール値を下げる。

⑥減量。

⑦食べすぎの予防。

海外においてもこのような認識は浸透し、私が若い頃旅したアメリカでも、すでにご飯といえば、「Brown Rice」(=玄米)のほうがポピュラーで、ニューヨークやハリウッドの中華料理店で普通に玄米が食べられたのにはびっくりしました。

噛むことの効用は計り知れない

よく「玄米は消化に悪い」とか、「圧力釜がなければ炊けない」という人もいますが、米の2倍の水で柔らかく炊くとか、フー ド・プロセ ッサーやミルで粉にしてから玄米粥などにすれば、その問題は解決できますし、ゆっくりとよく噛み、唾液と十分混ぜ合わせるように意識して食べれば消化不良の心配はなくなります。 特に穀物の消化酵素であるプチヤリン (唾液アミラーゼ)は唾液の中に含まれているため、ご飯を噛むことは消化をより良く行なう上でとても大切なことなのです。

ネット情報などでも確認することができますが、玄米、胚芽米、白米に含まれる栄養価を食品成分表で比較すると、玄米が最も優れていることは一目瞭然です。白米は食物繊維を全く含まないため、玄米に比べて消化が早く、急激に血液中糖の洪水にしてしまいます。からだはそれを修正するため、すい臓をフル回転させて糖代謝に必要なインスリンを製造し分泌します。その結果、多くの人が中年を迎える頃にはすい臓が疲れ果ててしまい、糖尿病と診断されてしまうのです。

日本人が白米を主食にしていることと、日本人の7人に1人がこの病気と闘っているという事実とは密接に関連しています。 それでも白米から玄米へ変えることはとてもできないという人は、せめて胚芽米に変えると良いでしょう。

残留農薬の真実

人によっては、白米より農薬が多く含まれているという理由で、玄米を敬遠する人がいます。しかし、このような人に限って、肉や魚からもたっぷりと農薬が摂取されていることに気づいていません。赤身の肉や魚、貝類、鶏肉類の中に含まれる残留農薬は穀類の35倍、乳製品の場合は13倍もあるというデータがアメリカでは報告されています。古い資料にはなりますが、1999年5月には、鶏肉に含まれるダイオキシン濃度があまりにも高かったことからベルギーで鶏肉の販売が禁止されたことさえありました。

もちろん無農薬の玄米を使うことができればいうことはないのですが、無農薬ではなくても白米よりはるかに健康に良いと思われます。先に述べたように玄米は食物せんいを多く含んでいるため、腸内にある老廃物の排泄を活発にするのに役立つからです。農薬をはじめとするさまざまな食品添加物に含まれる有害な発ガン性物質を速やかに体外に排泄するよう、腸が活発に動いてくれます。

それと比較すると白米は、繊維質がゼロなため、腸壁にへばりつき、腸の動きを緩慢にしてしまうのです。昔から日本では古米を原料にして文具としての糊(のり)が作られていることからもそれがわかります。腸が動かないために便秘を引き起こし、農薬や化学添加物などの有害物質の排泄が遅れ、これらのものが体内に吸収されて脂肪組織の中に溜め込まれることになるのです。

失われるカルシウム

すべての穀類にはリンが非常に多く含まれていますが、体内にリンを多く取り込むことは、体内のリンとカルシウムのバランスを崩し、カルシウム不足を助長することにもなります。現在、ほとんどの日本人が常食にしている白米や白い小麦粉製品は、カルシウムがほとんど失われたものであり、これらを常食していることと骨粗鬆症とは密接に関係しているのです。

よく、玄米はリンを多く含むからカルシウムとのバランスが悪いという理由で、玄米を勧めない栄養士もいますが、玄米を食べる時にカルシウムを豊富に含むヒジキや、小松菜などの緑葉野菜などを一緒に摂取すれば、このような問題だって簡単に解決できます。カルシウムの宝庫であるゴマは、タンパク質食品ですが、大さじ2杯(カルシウム含有量360ミリグラム)程度なら玄米と合わせて取ってもちっとも消化に負担はかかりません。

Organic cafe 知恵の木へようこそ!

そんなわけで、あなたも始めてみませんか?玄米生活。もし、うまく炊けないとか、どんな味だか気になるという方は、私が勤務する治療院の隣のカフェで妻が美味しい玄米ごはんを提供させていただいていますので、ぜひ散歩がてらいらしてみてください。きっと、ふっくら炊けた玄米の風味を体験されて、それまでのイメージががらっと変わるはずです。

*札幌・福住Organic cafe 知恵の木

 

 ⭐️ 一度食べ比べてみればわかります。普通に栽培された玄米と有機栽培の玄米の違い。味わいはもとより、食後のスッキリした感じがあるのか、ないのか。すべては体験し、納得して、生活に活かす。玄米ご飯はきっとあなたの健康生活の救世主となってくれるはず!

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