食と健康

食と健康

危ない中国野菜

中国という国を私は尊敬を持って見つめています。経絡やツボを含め、人間のカラダを「気」というエネルギーの流れる生命体として捉える身体観、そして、老子や荘子、孔子など偉大な思想を生み出した賢人たちの生まれ故郷としての中国・・・今まで私自身にとっ...
野菜の効用

小さな巨人・ゴマを見直そう

人間は、とかく見た目にごまかされやすいものです。背広を着ている人は皆、紳士だと思ったり、カラダが大きな人は皆、強いと思ったりします。その反対にスエットパンツにランニングシャツを着ている人は皆、ルーズな人だと思ったり、カラダの小さい人は皆、弱...
うつ病

うつ病を治すには

■改善の鍵をにぎるセロトニン■前回は東洋医学的に見たうつ病の原因と改善のヒントをお伝えしましたが、今回は西洋医学的な見方でうつ病を考えてみたいと思います。まずは原因として考えられることのひとつに、脳内に150種類以上もあると言われている「脳...
うつ病

5月に多いうつ病

5月は緑多く、花は咲き、爽やかで希望にあふれた季節。ところが、昔から「五月病」といって、やる気が起こらず、うつうつと心身に異常を訴える人が多いのもこの季節だったりします。現にうつ病が発症することも案外多いのがこの五月。長年カラダに蓄積された...
野菜の効用

あなたは言える?8大栄養素

■8大栄養素と新御三家■誰もが学生時代に一度は「栄養」について習ったことがあると思います。思い出せますか?「5大栄養素」。まず、エネルギー源としての3大栄養素として挙げられるのが、タンパク質、脂質、炭水化物の3つ。それに、体の調子を整える栄...
食と健康

コーヒーは毒ですか?

私が務めている治療院のとなりにはカフェが併設されています。その名も「オーガニックカフェ知恵の木」。オーガニックやマクロビオティックをコンセプトにした食事や飲み物を提供させて頂き、治療院のクライアントさんやご近所の方にもっと「食」に関心を持っ...
デトックス

毒出しに玄米ごはん。

「毒だし、毒消しには何が良いですか?」ふだんからよくクライアントさんから頂く質問なのですが、私の答えは「玄米ごはん」。玄米は、完全食といわれるほどに栄養価の高い食品です。もちろん、毒出し、毒消し効果も抜群であります。特に胚芽には、がんや心臓...
食と健康

食物をめぐる旅

私たちは、日々、さまざまなものを口にして生きています。しかし、私たちが食べている食品というのは、「食品」とは名前がついているけれど、多くの場合、「食品ではない何か」だったりします。例えば、「練り物」。現在社会においては、私たちの身の回りには...
野菜の効用

春はニラと大根を食べよう

■春は肝臓の季節です■中国の養生法では、人間も動物なので、冬は冬眠に近い状態で過ごしているといいます。実際に、四季の中で最もカラダの機能が低下しているのが冬かも知れません。代謝は悪くなるし、夏に比べると気分はふさぎ込みやすくなる。春先は、ま...
食と健康

気の強い食べもの

中国には、「気の強い食べもの」というのが存在します。日本で言う、いわゆる「傲慢さ」を表す「気の強い」ではありません。「気」(=生命エネルギー)を強める食べものという意味です。気の強い人というのは、血液循環が良く、活動的で行動力に長け、くよく...
五味

五色を食べる

漢方を生んだ中国というのは面白い国で、さまざまな食の教えというのがあります。私は20代の頃、2か月ほど中国を旅して廻りました。そこで印象に残ったのは、お世話になったある中国人の家庭で、その家のおばあちゃんが子や孫に話していた「五色を食べなさ...
五味

五味を食べる

この頃、日本人の若い人の間では「さしすせそ」が足りなくなっているといいます。この「さしすせそ」って、なんだか分かりますか?「さ」は砂糖・酒(みりんも指す)。「し」が塩。「す」は酢。「せ」はしょうゆ。「そ」はみそ。長く日本人の食卓を支えてきた...
食と健康

カラダにやさしい身土不二

「身土不二」という言葉をご存知ですか?もともとは仏教用語で、「身」(=今までの自分の行為の結果)は「土」(=おかれた環境)とは切り離せないという意味です。そこから、食養生やマクロビオティックの思想へと取り込まれ、「自分の生まれ育った土地のも...
食と健康

遺伝子の声を聴く

パンや麺は食べるけど、お米はほとんど食べないという若い人が増えています。また、中には動物性のタンパク質ばかり食べ、野菜はもうしわけ程度しか食べない、そんな偏った食事も多く見うけられます。皆さん、若いので、一見元気そうには見えるのですが、何と...
薬草ハーブ

お茶の効用と三年番茶

時々、「お茶」について考えてみることがあります。お茶は嗜好品であると同時に、昔は薬として珍重された歴史を持つものです。お茶のルーツは中国。今日の漢方の基礎を築いたといわれる伝説の帝王神農が、野草や樹木を実際に口に入れて薬として役立つかをテス...
耳について

難聴を防ぐには

細かい文字が見えにくくなったり、音が聴き取りにくくなったり、動作が鈍くなったり、物忘れをしたり、素直にものごとを受け入れにくくなったり・・・これら成熟期以降に起こる心身の変化を「老化」と言います。一般的に、20代から30代以降に起こると言わ...
薬草ハーブ

食欲増進には三つ葉を

以前、よもぎについて書いたことがありましたが、香りの強い野菜や、山菜、ハーブは、食用としてよりも薬として用いたほうが良いような気がしてなりません。今回ご紹介する「三つ葉」もやはりその仲間です。春から初夏にかけて旬の三つ葉。あの香りは、お吸い...
野菜の効用

アスパラで疲労回復

これからの季節、食べるのが楽しみなもののひとつに「アスパラガス」があります。私の暮らす北海道は、近年、美味しいアスパラの穫れる土地として全国的に有名になりました。私がまだ子供の頃は、アスパラと言えば、缶詰に入ったホワイトアスパラが主流で、白...
薬草ハーブ

よもぎは山菜の王様です。

春です。これからのレジャーシーズン、山へ山菜を取りにいくのを心待ちにしている方もあることでしょう。さまざまな山菜がこれから登場してくるわけですが、街に暮らしていても比較的手に入りやすい山菜といえば、そう、「よもぎ」があります。あまりにポピュ...