つらいの治す・頭痛①その痛みの正体

つらいの治す①頭痛

 

つらい症状は数あれど、中でも「頭痛」のつらさは当の本人でなければわかりません。腰痛や四十肩などと異なり、他人が外からちょっと見ただけではその人が本当につらいのかどうかがわかりにくいからです。

脳はからだのあらゆる部分の働きをコントロールしているコンピューターであり、司令塔です。そこに不快な痛みが生じていたのでは、日頃普通に行っていたことができなくなり、日常生活の活動すべてに支障が出てきます。痛みの程度もさまざまで、比較的軽いものから、我慢はできても不快なもの、さらには耐えられないくらい激しいものまであり、現れても短い時間で消えるものから、長く続くものまでいろいろです。

そのようにして痛みは度々発生し、日常生活に大きな影響を与えます。放っておいたり、誤った手当てをしてしまった場合には、回復を遅らせたり、さらに憎悪させてしまうこともあるため、注意が必要です。

では、こうした痛みはなぜ起こるのでしょう?


 




 

 

なぜ痛みは起こる?まず、その本質を知ろう!

もともと頭痛をはじめとするいろいろな痛みは、私たちの健康が侵されていることを意識にのぼらせる最も確実なシグナルでもあります。原則的に、人間をよりよく生かしてくれるものの多くは快感や充足感をもたらしてくれます。逆に痛みのように不快な感情を呼び起こすものは、からだに生命活動の乱れや問題が生じていることを教えてくれているのです。

痛みにやたらと過敏になってきている私たち現代人は、まずこうした痛みの存在理由を再認識して、冷静さを取り戻す必要があります。痛みは、起こるべくして起こったものであり、それが起こらないような条件をつくれば、自ずと消えていくものなのです。そのためにも、まずは痛みの本質を知り、それに応じた対応ができるようにしましょう。

誰しも痛みがあれば、つらく嫌な思いをするものです。それを取り去るまでに長い時間がかかればなおさらです。けれども、もし私たちがまったく痛みを感じないからだを持っていたとしたならば、きっと年中、生傷が絶えないことでしょう。痛みを感じないがゆえ、何度ケガを繰り返しても気がつかず、ついにはどこかで一生治らないような深刻なダメージを負うことだって考えられます。

痛みによってからだがダメージを負っていることを知ることができ、からだを守ることができているのです。そう考えると、なんだか痛みがありがたいもののように思えてきませんか?

痛みを感知するメカニズム

痛みはとても複雑な神経システムによって制御されています。指先にトゲが刺さったり、熱いストーブに触れたりするような、外部からの情報を感覚受容器が刺激としてとらえ、それが脊髄神経を通って大脳に伝わることで、はじめて「痛み」として認識することができます。

これらの感覚受容器は絶えず熱さや冷たさ、温度や湿度、光や質感、圧力などの多様な情報をからだの内部に取り込み、生命維持にとって問題を起こす可能性のある刺激を不快感をともなう痛みとして教えてくれます。からだがこれ以上さらなるダメージを受けないよう、私たちに注意をうながしてくれているのです。

けれども、不快な痛みが長く続けば、毎日の動作が難しくなりますし、行動するのが億劫になり、生活の質が低下します。さらに深刻なケースになると、生活環境を変えねばならなくなったり、家庭や職場の人間関係にも影響が出て、自立した生活ができなくなることだってあります。

頭痛は大きく分けると3種類ある!|

世界の14カ国で7,000人以上の人々を対象に行われたある調査では、実に88%の人が、からだになんらかの痛みを感じたことがあり、そのうち67%の人が、それにより生活の質が下がったと答えました。痛みの原因は多岐にわたりますし、その原因というのも実に多種多様です。痛みがある時は安静にして動いてはいけないと思っている人もいるけれど、実際には適度にからだを動かしたほうが回復が早まるケースも少なくありません。

私たちにまず必要なのは、自身のからだについての正しい認識を得ること、そして、痛みの本質とその種類、原因について知ることなのです。

頭痛は原因も痛み方も実にさまざまですが、大きく分けると次の3つのタイプになります。

①頭の内部に病変のある頭痛

②一過性の頭痛

③慢性の頭痛

①頭の内部に病変がある頭痛としては、今まで元気だった人に突然頭が割れそうな頭痛が起こり、吐き気、嘔吐、意識障害、片麻痺などをともなう急性頭痛が起こった場合があげられます。こうした頭痛の背後には、クモ膜下出血、脳出血などの脳血管障害や急性緑内障、脳炎や髄膜炎など重大な病気が隠れている場合があります。これらの頭痛は痛みも非常に激しく、一見してタダごとではないことがわかります。このような頭痛の場合には、迷わずに一刻も早く医師のもとへ駆けつけてください。

本シリーズで対象となる頭痛は、②一過性の頭痛や、③慢性の頭痛のタイプになります。偏頭痛や緊張型頭痛、何年も何十年も習慣的に続いている「慢性頭痛」であれば、そのほとんどは脳の病変からくる頭痛ではありません。頭蓋骨をおおっている組織の血管、筋肉、神経などの異常によるものですから生命に別状はないのです!

一過性の頭痛や慢性の頭痛なら、きっと良くなります!

ある統計によれば、日本人の実に約4,000万人がこのような慢性頭痛に悩まされているそうです。日本の人口は約1億2,000万人(2019年統計)ですから、日本人のおよそ3人に1人が慢性頭痛を持っていることになり、もはや「頭痛は国民病」と言えそうです。

本シリーズで扱う頭痛は、そうした医師による診断・治療のお世話にならなくても良い、身近なもの対象にしています。逆にこれらの頭痛は、病院へ行っても鎮痛剤をもらって治療もせずに終わりというケースが多いもの。私の治療院にも、病院で十分な対応をしてもらえなかったと言って来院されるクライアントさんがとても多いです。

もちろん、当院で治療を受けていただけば、痛みが消失したり、緩和されたりするわけですが、頭痛をきっかけに自身のからだと痛みについて深く知り、対応方法を学んで、つらい時に自分で手当てできたり、対処できたほうが、自立した健康を手に入れられると思いませんか?

そんな自立した健康人を世の中にいっぱい増やしたいとの思いも、本書を書いた理由の一つなのです。きっとあなたも自身の健康に自信を持てるようになれますし、頭痛から解放されるだけでなく、もしからだに痛みを感じたとしても、それを恐れることなく、生命維持のシグナルとして受け止めることができるようになります。

それでは、そんな健康人を目標に、これから私と一緒にからだの学びを深めて参りましょう!

 

 

 ⭐️ ただ美しい写真を見ただけで、いや〜な慢性痛がなくなると言ったら、あなたは信じますか?そんな世界が実際にあるんです!なぜなら痛みの9割は脳が感じていることだから。脳が誤認することにより痛みが生じる。ならば、脳内物質の分泌を促す写真を見る事により脳がリラックスすれば、自ずと痛みも消えるわけです!嘘だと思われるあなた!実験してみてください。きっと、新しいカラダの可能性を信じられるはずです!ちなみに本書で痛みが消えただけでなく10キロのダイエットに成功しちゃった人もいます!

 

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