手の力を最大限活用して階段を楽に上がる方法

暮らし

 

普段何気なく行っている動き。でも、ちょっと意識するだけで、とたんに動作がぐ〜んと楽になってしまう、なんてことがあります。

日本に古くから伝わる古武術。その観点や所作の中には、武術家のみならず、介護職や看護職など身体が資本の職業についてらっしゃる方々、それに私のような治療家、また市井に暮らす一般の方々にとっても有益な知恵がたくさん含まれています。

それらの知恵をほんの少し知って活用するだけでも、生きるのがずっと楽になるのです。

例えば、ほら、あんなに辛かった階段の上りが、「手」を使うだけでこんなにも楽になる!今回は、そんな「手」を使った耳よりなお話です。

 





 

 

■古武術を通じ身体研究を究めた親子

私がその考え方に共鳴し、日常で仕事でアイデアを大いに活用させていただいている尊敬すべき親子がいらっしゃいます。その名は、甲野善紀・陽紀、父子。お父様はよく知られた日本を代表する古武術家であり、身体技法の研究者であります。柔道のオリンピック選手を指導したり、メディアで紹介されたりすることも多く、きっとご存知の方もおありでしょう。

実は、息子さんの陽紀さんもまた凄い方!お父様の武術指導のアシスタントを長年務められた後、独自の身体研究を究められ全国各地を講演でまわりながら身体のより良い使い方を多くの人々に指導されています。

そのお二人が日々の考察の中から導き出した身体論、及び実践方法が一冊の本になり出版されているのですが、内容が中々に素晴らしい。私が以前から考えていたこととも合致する部分が多くて、共感多い上、大変ためになります。

 

■手をパーに開けばカラダは変わる

例えば、誰もが日常何気なく行っている階段を上がる動作。長く段数の多い階段や、何度も繰り返し上がらなければならない時など、中々大変だったりしますよね。

そんな時、「手」を意識してちょっと工夫するだけで動作がかなり楽になり、疲れずスイスイとできるようになるのです。手をどんな風に使えばそうなると思いますか?

答えは、両手をパーのカタチにして指を大きく開くのです。

この手のカタチは、何も階段の上りのみに有効なのではありません!坂道を駆け上がる時にだって使えるし、階段を降りる時にだって使えるのです。それまで握っていた手をパッと開いただけで、姿勢まで良くなり、グラつきのない滑らかな踏み出しが可能になりますし、足元から頭のてっぺん、そして手先までがひとつにつながったような綺麗な立ち姿にもなるのです。

こうなることにより、前のめりになり過ぎない適度な前傾を保つことができますし、一歩一歩の足の運びにカラダ全体が協力できる状態にもなるのです。よって、階段が楽に上がれるようになる。

普段から階段を使う機会の多い方はぜひお試しください。その効果のほどを実感されることでしょう。

 

■手をグーに握ればカラダは変わる

両手をパーのカタチにするのは、そうした階段の上り降りや、大股での一気の登り、ジグザグに走らなければならない時など、急な変化の時にとても有効です。では、逆にリズムが安定した歩きや走りを要求された時や、平坦な道を歩く時には手をどのように使えば良いのでしょう?

実は、これにも答えがあるのです。それは、両手をグーにして軽く握るのです。

一定のリズムで散歩する時とか、軽くジョギングする時、手をグーにするとカラダのまとまり感ががぜん変わってきます。グーを握る時の強さは人によって違うかもしれませんが、基本は強過ぎず、弱過ぎないくらいが良いです。

カラダの力を瞬時に引き出したい場合は手をパーに、ゆっくり長く引き出したい場合は手をグーに、と覚えて使い分けられても良いでしょう。

いずれにしても、自分の意識をどこに持っていき、どのように使うかで、カラダは今までとは違う新しい表情を見せてくれるのです。

甲野父子の発見はまだまだ他にもありますが、また別な機会にご紹介したいと思います。あなたもぜひ見直してみてください、あなた自身のカラダと使い方。より良く変化する可能性はまだまだ残されています。

 

 

 

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